X社は二つの事業部を有しており,事業部長の業績は事業部営業利益を用いた売上高利益率によって評価し,一方,事業部の業績は事…

管理会計論 管理会計論 問題15

X社は二つの事業部を有しており,事業部長の業績は事業部営業利益を用いた売上高利益率によって評価し,一方,事業部の業績は事業部利益を用いたROI(return on investment)で評価してきた。次の〔資料〕に基づき,以下の文中の( ア )~( ウ )に当てはまる正しい数値の組合せとして最も適切なものの番号を一つ選びなさい。なお,( * )に当てはまる数値又は語句は各自推定すること。(7 点)〔資料〕1.当期の事業部別損益計算書(単位:百万円)A事業部 B事業部Ⅰ売上高 100 400Ⅱ変動費 55 240貢献利益 45 160Ⅲ個別固定費 30 90Ⅳ共通固定費 10 10事業部利益 5 60Ⅴ本社費配賦額 20 20事業部営業利益 ▲15 402.各事業部長にとっては,個別固定費の50 %と,共通固定費および本社費配賦額の全額は管理不能である。3.共通固定費は総額20 百万円を各事業部に均等配賦している。4.本社費配賦額は総額40 百万円を各事業部に均等配賦している。5.A事業部の期中平均投資額は100 百万円,B事業部の期中平均投資額は600 百万円である。当期の業績評価の結果を受けて,A事業部長は現在の評価方法が管理可能性原則に反しているため不公平であるとして評価方法の改善を願い出た。そこで,事業部別管理可能利益を算定し,事業部長の業績は管理可能利益を用いた売上高利益率で評価することとした。その結果,管理可能利益を用いた売上高利益率はA事業部が( * )%,B事業部が( * )%となり,( * )事業部の方が( ア )ポイント高かった。一方,事業部の業績評価については,各事業部の収益性を適正に評価する観点から,共通固定費の配賦を見直すべきだという意見が出た。そこで共通固定費を売上高を基準として配賦した事業部利益を用いてROI を計算し直すこととした。その結果,A事業部のROI は見直し前のROI に比べて( イ )ポイント上昇した。また,見直し後では,A事業部のROI はB事業部に比べて( ウ )ポイント高かった。

正答 (3)
正答は (3)。管理可能利益率はA30%・B28.75%で差1.25、売上高基準の配賦でAのROIは5%から11%、Bは9%です。 (金額は百万円) 【ア 管理可能利益による売上高利益率】 管理可能利益=貢献利益-個別固定費×50% A 45-30×50%=30 → 30÷100=30% B 160-90×50%=115 → 115÷400=28.75% Aの方が30-28.75=1.25ポイント高い 【イ A事業部のROIの変化】 共通固定費20を売上高100:400で配賦 A4、B16
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Aの事業部利益 45-30-4=11 見直し前 5÷100=5%、見直し後 11÷100=11% 上昇 11-5=6.00ポイント 【ウ 見直し後のAとBの差】 Bの事業部利益 160-90-16=54 BのROI 54÷600=9% 差 11-9=2.00ポイント

出典:2023年(令和5年)第Ⅰ回 公認会計士試験 短答式試験 管理会計論 問題15(金融庁 公表)出典元ページ

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