我が国における財務諸表監査の歴史に関する次のアからエの記述を発生した順に並べ替えたとき,2 番目と3 番目の記述の組合せ…

監査論 監査論 問題2

我が国における財務諸表監査の歴史に関する次のアからエの記述を発生した順に並べ替えたとき,2 番目と3 番目の記述の組合せとして最も適切な番号を一つ選びなさい。(5 点)ア.上場会社の有価証券報告書の虚偽記載の事案が相次ぎ,財務報告に係る信頼性が問題となったことから,経営者による内部統制の評価及び監査人による内部統制の監査が法定された。イ.経営者が関与する重要な虚偽表示が,経営者の経営姿勢,企業のビジネス・モデル,企業環境の変化,業界慣行など,さまざまな要因が絡み合って発生している一方で,監査人の判断は財務諸表の個々の項目に集中しており,それが経営者の関与による重要な虚偽表示を看過する原因となっていると考えられていた。そこで,監査基準が改訂され,財務諸表全体レベルでのリスク評価を含む,新たな視点がリスク・アプローチに導入された。ウ.監査基準に,いわゆる「期待ギャップ問題」に対応するため監査の目的がはじめて規定されたとともに,不正への対応が監査基準に明示された。エ.世界各国で,財務諸表の重要な虚偽表示に対する監査人の職業的懐疑心の重要性が再認識される中,我が国でも上場会社の大規模な会計不正の事案が発生したため,監査基準に加えて監査における不正リスク対応基準が設定された。

正答 (1)
正答は (1)。古い順にウ(監査の目的の規定)、イ(事業上のリスク等を重視したリスク・アプローチ)、ア(内部統制監査の法定)、エ(不正リスク対応基準)です。 監査基準などの改訂の歴史を並べる問題です。 【各記述の時期】 ウ 平成14年(2002年)の監査基準の改訂です。期待ギャップに対応するため監査の目的が初めて置かれ、不正への対応も明示されました。 イ 平成17年(2005年)の改訂です。財務諸表全体レベルの重要な虚偽表示リスクの評価など、事業上のリスク等を重視したリスク・アプローチが導入されました。
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ア 平成18年(2006年)に成立した金融商品取引法で、経営者による内部統制報告書と、監査人による内部統制監査が法定されました。 エ 平成25年(2013年)に、監査基準とは別に「監査における不正リスク対応基準」が設定されました。 順番はウ→イ→ア→エで、2番目がイ、3番目がアです。組合せはアイで、(1) です。

出典:2023年(令和5年)第Ⅰ回 公認会計士試験 短答式試験 監査論 問題2(金融庁 公表)出典元ページ

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