監査の品質管理に関する次の記述のうち,正しいものの組合せとして最も適切な番号を一つ選びなさい。…
監査論 監査論 問題9
監査の品質管理に関する次の記述のうち,正しいものの組合せとして最も適切な番号を一つ選びなさい。(5 点)ア.監査事務所は,日本公認会計士協会が実施する品質管理レビューの範囲及び結論を考慮した結果,適切であると判断した場合でも,当該品質管理レビューを監査事務所が実施すべき品質管理システムの監視の代替として用いることはできない。イ.監査事務所における内部通報制度は,監査事務所の専門要員が,業務における職業的専門家としての基準及び適用される法令等の違反に関する不服と疑義の申立てを行うために設けられるものであることから,監査事務所外の第三者が当該制度を利用することはできない。ウ.監査事務所は,品質管理システムの監視によって不備が発見された場合,関係する個々の監査業務又は専門要員に対して適切な是正措置を実施するほか,品質管理の方針及び手続の変更を行うことがある。エ.監査事務所が日本公認会計士協会の品質管理レビューの結果を受領した場合には,監査チームは,被監査会社の監査役等に対し,必ずしもその結果を伝達しなくてもよいが,当該被監査会社に対する監査業務が品質管理レビューの対象業務として選定されたときは,選定された事実や当該業務に対する品質管理レビューにおいて発見された不備事項を伝達しなければならない。
- (1)アイ
- (2)アウ
- (3)アエ
- (4)イウ
- (5)イエ
- (6)ウエ
正答 (2)
正答は (2)。品質管理レビューは監査事務所自身の監視の代わりにならず(ア)、監視で不備が見つかれば是正措置や方針・手続の変更を行います(ウ)。
監査に関する品質管理(監視、内部通報、品質管理レビューの結果の伝達)を問う問題です。
【各記述】
ア 正しい。日本公認会計士協会の品質管理レビューは外部による検証です。監査事務所は、品質管理システムの監視を自ら行う必要があり、レビューをその代わりにすることはできません。
イ 誤り。監査事務所は、事務所の内外からもたらされる不服や疑義の申立て(通報)に対処する方針と手続を定めます。事務所外の第三者からの通報も受け付けます。
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ウ 正しい。監視で不備が見つかった場合、関係する監査業務や専門要員への是正措置のほか、品質管理の方針・手続の変更を行うことがあります。
エ 誤り。監査人は、監査事務所の品質管理システムの整備・運用状況の概要を監査役等に伝え、その中には品質管理レビューの結果も含まれると考えられます。結果を「必ずしも伝達しなくてもよい」とする点が誤りです。
正しいのはアとウで、(2) です。
出典:2023年(令和5年)第Ⅰ回 公認会計士試験 短答式試験 監査論 問題9(金融庁 公表)出典元ページ
最終更新日
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