監査計画に関する次の記述のうち,正しいものの組合せとして最も適切な番号を一つ選びなさい。…

監査論 監査論 問題13

監査計画に関する次の記述のうち,正しいものの組合せとして最も適切な番号を一つ選びなさい。(5 点)ア.監査人は,監査期間中に予期しない出来事が生じた場合,状況に変化が生じた場合,又は監査手続の実施結果が想定した結果と異なった場合には,リスク評価に影響を及ぼすので,当初に計画したリスク対応手続の種類,時期及び範囲を修正しなければならない。イ.監査人は,リスク・アプローチに基づいた監査を実施するために,監査の基本的な方針を策定する際に重要性の基準値を定めなければならない。これは,重要性の基準値の高低が監査リスクに影響を及ぼすためである。ウ.監査人は,重要性の基準値について,監査計画の策定当初に決定した金額より小さくすることが適切であると判断した場合には,手続実施上の重要性も,当初に決定した金額よりも小さくしなければならない。エ.監査人は,監査チームメンバーが実施すべき全てのリスク対応手続に係る詳細な監査計画を作成する前であっても,一部の取引種類,勘定残高及び注記事項に関するリスク対応手続を実施することがある。

正答 (5)
正答は (5)。重要性の基準値は監査の基本的な方針を策定する際に決め(イ)、詳細な監査計画の完成前に一部のリスク対応手続を行うこともあります(エ)。 監査計画の策定と修正、重要性の基準値を問う問題です。 【各記述】 ア 誤り。予期しない事象や想定と異なる結果があった場合、監査人はリスク評価を見直し、必要に応じてリスク対応手続を修正します。どの場合にも必ず修正しなければならないわけではありません。 イ 正しい。監査人は監査の基本的な方針を策定する際に、財務諸表全体としての重要性(重要性の基準値)を決定します。重要性は監査リスクの評価や手続の範囲に関係します。
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ウ 誤り。重要性の基準値を小さくするときは、手続実施上の重要性を改訂する必要があるかを判断します。必ず小さくしなければならないとはされていません。 エ 正しい。監査計画の策定は継続的・反復的な過程で、詳細な監査計画を全て作る前に、一部の取引種類・勘定残高・注記事項についてリスク対応手続を実施することもあります。 正しいのはイとエで、(5) です。

出典:2023年(令和5年)第Ⅰ回 公認会計士試験 短答式試験 監査論 問題13(金融庁 公表)出典元ページ

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