商行為に関する次の記述のうち,正しいものの組合せとして最も適切な番号を一つ選びなさい。…

企業法 企業法 問題1

商行為に関する次の記述のうち,正しいものの組合せとして最も適切な番号を一つ選びなさい。(5 点)ア.鉱業を営む自然人が自ら採掘して取得した鉱物の譲渡を目的とする行為は,絶対的商行為である。イ.自然人である商人が小切手を振り出す行為は,絶対的商行為である。ウ.自然人である問屋が問屋契約に基づき他人のために物品の買入れをすることは,問屋にとって附属的商行為となる。エ.商行為によって生じた債務の内容が特定物の引渡しでなく,その履行をすべき場所がその行為の性質又は当事者の意思表示によって定まらないときは,当該債務の履行は,債務者の現在の営業所(営業所がない場合にあっては,その住所)においてしなければならない。

正答 (4)
正答は (4)。小切手の振出しは商業証券に関する行為(イ)、問屋の物品の買入れは附属的商行為(ウ)です。 絶対的商行為(商法501条)・営業的商行為(502条)・附属的商行為(503条)の区別と、履行の場所(516条)を問う問題です。 【各記述】 ア 誤り。501条1号は「有償取得」したものの譲渡を目的とする行為です。自ら採掘した鉱物は原始取得で有償取得ではないため、絶対的商行為に当たりません(鉱業を営む者は4条2項で商人とみなされます)。 イ 正しい。小切手の振出しは「手形その他の商業証券に関する行為」(501条4号)で、絶対的商行為です。
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ウ 正しい。問屋の営業的商行為は問屋契約の引受け(502条11号の取次ぎ)で、契約に基づく物品の買入れはその営業のためにする行為として附属的商行為となります。 エ 誤り。特定物の引渡し以外の債務は、債権者の現在の営業所(なければ住所)で履行します(516条)。債務者ではありません。 正しいのはイとウで、(4) です。

出典:2023年(令和5年)第Ⅱ回 公認会計士試験 短答式試験 企業法 問題1(金融庁 公表)出典元ページ

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