次の記述のうち,虚偽表示に該当する状況を示したものの組合せとして,最も適切な番号を一つ選びなさい。…

監査論 監査論 問題2

次の記述のうち,虚偽表示に該当する状況を示したものの組合せとして,最も適切な番号を一つ選びなさい。(5 点)ア.得意先の売上債権に対する貸倒引当金の見積りについて,監査報告書日後,その得意先の経営状態が悪化したため,計上していた貸倒引当金の金額が過少となっていた。イ.決算日における,時価が下落している子会社株式の評価に関して,子会社が策定した将来の業績予測をそのまま利用したが,その業績予測は現実的な予測よりも大幅に利益を高く見積もっていたため,子会社株式の評価が過大となっていた。ウ.当年度から開示すべき重要な注記事項について,経理担当者に十分な知識がなかったために,必要な開示が漏れていた。エ.当年度に生じた会社の業績に影響を及ぼす特別な事項について,直接的に開示を求める規定はなかったが,追加的に注記事項としての開示を行った。

正答 (4)
正答は (4)。非現実的な業績予測による過大評価(イ)と、必要な注記の漏れ(ウ)が虚偽表示に当たります。 虚偽表示は、財務諸表の金額・分類・表示・注記が、適用される会計の基準が求めるものと異なることをいいます。 【各記述】 ア 該当しない。監査報告書日後に得意先の経営状態が悪化したことで生じた差です。決算日時点の情報で合理的に見積もっていれば、見積りと結果の差は虚偽表示ではありません。 イ 該当する。現実的な予測より大幅に楽観的な業績予測をそのまま使い、子会社株式を過大に評価しているので、見積りの誤りによる虚偽表示です。
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ウ 該当する。基準が求める重要な注記が漏れているので、注記の脱漏という虚偽表示です(担当者の知識不足による誤謬)。 エ 該当しない。直接の規定がなくても、利用者の理解に必要な情報を追加して注記することは認められ、虚偽表示ではありません。 虚偽表示に当たるのはイとウで、(4) です。

出典:2023年(令和5年)第Ⅱ回 公認会計士試験 短答式試験 監査論 問題2(金融庁 公表)出典元ページ

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