次の記述のうち,精神的独立性の欠如が直接的に認められる状況を示したものの組合せとして,最も適切な番号を一つ選びなさい。…

監査論 監査論 問題3

次の記述のうち,精神的独立性の欠如が直接的に認められる状況を示したものの組合せとして,最も適切な番号を一つ選びなさい。(5 点)ア.監査人は,多忙なため,特定の監査基準報告書の改訂部分については,十分に理解していなかった。イ.監査人は,監査の過程で矛盾する監査証拠に直面したが,これまで大きな問題がなかったため,追加的な監査手続を実施しなかった。ウ.監査人は,当初計画していた子会社への往査について,経営者から合理的な理由がないにもかかわらず往査を拒否されたため,やむをえず,往査を実施しなかった。エ.監査人は,被監査会社より,当年度の利益目標を達成するために,一部の費用を次年度に繰り延べたいと相談されたため,次年度に繰り延べることを容認した。

正答 (6)
正答は (6)。理由のない往査の拒否に従い(ウ)、利益目標のための費用の繰延べを容認した(エ)点が独立性の欠如です。 精神的独立性は、経営者の意向などに左右されず、公正不偏の態度で判断することをいいます。 【各記述】 ア 該当しない。改訂された基準を十分に理解していないのは、専門的能力(知識)の問題です。 イ 該当しない。矛盾する証拠に追加手続をしなかったのは、職業的懐疑心や正当な注意の不足の問題です。 ウ 該当する。合理的な理由のない往査の拒否を受け入れ、必要な手続をやめたのは、経営者の意向に従って判断を曲げたもので、精神的独立性の欠如が直接に表れています。
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エ 該当する。利益目標の達成のための費用の繰延べという不適切な会計処理を、会社の求めに応じて容認しており、公正不偏の態度を欠いています。 直接的に認められるのはウとエで、(6) です。

出典:2023年(令和5年)第Ⅱ回 公認会計士試験 短答式試験 監査論 問題3(金融庁 公表)出典元ページ

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