内部統制の不備の報告に関する次の記述のうち,正しいものの組合せとして最も適切な番号を一つ選びなさい。…
監査論 監査論 問題8
内部統制の不備の報告に関する次の記述のうち,正しいものの組合せとして最も適切な番号を一つ選びなさい。(5 点)ア.監査人は,監査の過程で識別した内部統制の重要な不備全てについて,適切な階層の経営者に報告することが求められている。イ.監査人は,監査の過程で識別した内部統制の重要な不備について,経営者に速やかに口頭で報告を行った場合,書面又は電磁的記録により監査役等に報告する責任は免除される。ウ.監査人は,経営者や監査役等に内部統制の重要な不備の内容とそれによって見込まれる影響の説明をする場合,その影響額を算定する必要はなく,また,必ずしも重要な不備を分類して集約する必要もない。エ.監査人は,監査の過程で識別した重要な不備以外の内部統制の不備について,内部監査人や規制当局等の他の関係者が既に経営者に報告を行っていたとしても,経営者に報告を行うことが適切な場合がある。
- (1)アイ
- (2)アウ
- (3)アエ
- (4)イウ
- (5)イエ
- (6)ウエ
正答 (6)
正答は (6)。影響額の算定や不備の分類・集約は必須ではなく(ウ)、他者が報告済みの不備も伝えるのが適切な場合があります(エ)。
内部統制の不備のコミュニケーション(監査基準報告書265)を問う問題です。
【各記述】
ア 誤り。重要な不備は原則として適切な階層の経営者に報告しますが、経営者の誠実性に疑いがあるなど、経営者に直接報告することが適切でない状況では報告しないことがあります。「全て」とは言えません。
イ 誤り。重要な不備は、監査役等に書面又は電磁的記録で適時に報告しなければなりません。経営者に口頭で報告しても、この責任は免除されません。
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ウ 正しい。重要な不備の内容と見込まれる影響を説明する際、影響額を算定する必要はなく、重要な不備を分類して集約して報告することもできますが、必ずそうする必要はありません。
エ 正しい。重要な不備以外の不備は、内部監査人や規制当局などが既に経営者に伝えていれば、監査人が改めて伝える必要がない場合もありますが、状況によっては報告することが適切な場合もあります。
正しいのはウとエで、(6) です。
出典:2023年(令和5年)第Ⅱ回 公認会計士試験 短答式試験 監査論 問題8(金融庁 公表)出典元ページ
最終更新日
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