不正による重要な虚偽表示リスクに関する次の記述のうち,正しいものの組合せとして最も適切な番号を一つ選びなさい。…

監査論 監査論 問題14

不正による重要な虚偽表示リスクに関する次の記述のうち,正しいものの組合せとして最も適切な番号を一つ選びなさい。(5 点)ア.売上高や当期純利益などの財務数値の目標達成に対して,経営者と営業担当者が強いプレッシャーを受けている状況は,不正リスク要因となりうる。イ.監査人は,財務諸表全体に関連する不正による重要な虚偽表示リスクを識別したとしても,財務諸表のどの項目に不正が生じているかは明確ではないため,監査計画に,企業が想定しない要素を組み込んではならない。ウ.監査人は,経営者が関与する不正による重要な虚偽表示リスクを客観的に識別及び評価する観点から,被監査会社で想定される不正について,経営者に質問してはならない。エ.経営者による内部統制の無効化は不正による重要な虚偽表示リスクであり,監査人は,当該リスクを特別な検討を必要とするリスクとしなければならない。

正答 (3)
正答は (3)。財務目標の達成への強い重圧は不正リスク要因で(ア)、経営者による内部統制の無効化は特別な検討を必要とするリスクです(エ)。 不正による重要な虚偽表示リスクへの対応(監査基準報告書240)を問う問題です。 【各記述】 ア 正しい。財務目標の達成に対する経営者や営業担当者への強いプレッシャーは、不正の「動機・プレッシャー」に当たる不正リスク要因です。 イ 誤り。財務諸表全体に関連する不正リスクに対しては、実施する監査手続の選択に企業が想定しない要素を組み込むことが求められます。 ウ 誤り。監査人は、不正リスクの識別と評価のために、経営者に対して不正に関する質問を行わなければなりません。
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エ 正しい。経営者による内部統制の無効化のリスクは全ての企業に存在し、不正による重要な虚偽表示リスクであって、特別な検討を必要とするリスクとして扱います。 正しいのはアとエで、(3) です。

出典:2023年(令和5年)第Ⅱ回 公認会計士試験 短答式試験 監査論 問題14(金融庁 公表)出典元ページ

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