リスク対応手続に関する次の記述のうち,正しいものの組合せとして最も適切な番号を一つ選びなさい。…

監査論 監査論 問題16

リスク対応手続に関する次の記述のうち,正しいものの組合せとして最も適切な番号を一つ選びなさい。(5 点)ア.監査人は,評価したアサーション・レベルの重要な虚偽表示リスクに応じて,実施する監査手続の種類,時期及び範囲を立案し実施しなければならないが,評価したリスクへの対応という点では,監査手続の種類が最も重要である。イ.監査人は,評価したアサーション・レベルの重要な虚偽表示リスクが特別な検討を必要とするリスクであると判断した場合,そのリスクに対しては,個別に対応する実証手続を実施しなければならないが,内部統制に依拠しないのであれば,実証手続に詳細テストを含めなければならない。ウ.監査人は,期中に,当初のリスク評価において予期しなかった虚偽表示を発見した場合には,不正による重要な虚偽表示リスクを識別するとともに,当該リスクに応じたリスク対応手続の実施が求められる。エ.監査人は,重要性のある取引種類,勘定残高又は注記事項であっても,重要な虚偽表示リスクを識別しなければ,実証手続を立案し実施することは求められていない。

正答 (1)
正答は (1)。評価したリスクへの対応では手続の種類が最も重要で(ア)、内部統制に依拠しないなら詳細テストを含めます(イ)。 リスク対応手続(監査基準報告書330)を問う問題です。 【各記述】 ア 正しい。監査手続の種類・時期・範囲を立案しますが、評価したリスクへの対応としては、手続の種類が最も重要とされます。 イ 正しい。特別な検討を必要とするリスクには個別に対応する実証手続を実施し、実証手続のみで対応する(内部統制に依拠しない)場合は、詳細テストを含めます。 ウ 誤り。予期しなかった虚偽表示を発見したときは、それが不正の兆候かどうかを検討し、リスク評価を見直します。不正による重要な虚偽表示リスクを当然に識別するわけではありません。
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エ 誤り。評価した重要な虚偽表示リスクの程度にかかわらず、重要性のある取引種類・勘定残高・注記事項ごとに実証手続を立案し実施しなければなりません。 正しいのはアとイで、(1) です。

出典:2023年(令和5年)第Ⅱ回 公認会計士試験 短答式試験 監査論 問題16(金融庁 公表)出典元ページ

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