監査の過程で識別した虚偽表示の評価に関する次の記述のうち,正しいものの組合せとして最も適切な番号を一つ選びなさい。…
監査論 監査論 問題17
監査の過程で識別した虚偽表示の評価に関する次の記述のうち,正しいものの組合せとして最も適切な番号を一つ選びなさい。(5 点)ア.監査人は,重要性があると判断される虚偽表示と比べて金額的にごく少額な水準として定めた「明らかに僅少」な虚偽表示を他の虚偽表示と集計する必要はないが,「明らかに僅少」であるかどうかについて何らかの疑義がある場合は「明らかに僅少」ではないと判断し,これを他の虚偽表示と集計しなければならない。イ.監査の過程で集計した虚偽表示の合計が重要性の基準値に近似していても,その範囲内であれば,監査人は,当初策定した監査計画の修正を検討する必要はない。ウ.監査人は,過年度に重要性がないと判断された未修正の虚偽表示については,当年度の未修正の虚偽表示が重要であるかの判断において考慮する必要はない。エ.未修正の虚偽表示のうち重要な虚偽表示がある場合には,監査人は,監査役等が経営者に重要な虚偽表示の修正を求めることができるように,監査報告書日よりも前に監査役等とのコミュニケーションを行うことが必要である。
- (1)アイ
- (2)アウ
- (3)アエ
- (4)イウ
- (5)イエ
- (6)ウエ
正答 (3)
正答は (3)。疑義があれば「明らかに僅少」ではないとし(ア)、重要な虚偽表示は報告書日前に監査役等に伝えます(エ)。
識別した虚偽表示の評価(監査基準報告書450)を問う問題です。
【各記述】
ア 正しい。「明らかに僅少」な虚偽表示は集計しなくてよいですが、明らかに僅少かどうかに疑義がある場合は、明らかに僅少ではないとして集計します。
イ 誤り。集計した虚偽表示の合計が重要性の基準値に近づいている場合は、未発見の虚偽表示と合わせて重要になるおそれがあるので、監査の基本的な方針と詳細な監査計画の修正が必要かを判断します。
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ウ 誤り。過年度の未修正の虚偽表示が当年度の財務諸表に及ぼす影響も考慮して、未修正の虚偽表示が重要かどうかを判断します。
エ 正しい。重要な未修正の虚偽表示があれば、監査役等が経営者に修正を求められるよう、監査報告書日より前に監査役等とコミュニケーションを行います。
正しいのはアとエで、(3) です。
出典:2023年(令和5年)第Ⅱ回 公認会計士試験 短答式試験 監査論 問題17(金融庁 公表)出典元ページ
最終更新日
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