当社では,プラスチック成型品の製造販売をしているが,現在稼働中の設備に替えて新規の設備を20X1 年度期首に導入すること…

管理会計論 管理会計論 問題16

当社では,プラスチック成型品の製造販売をしているが,現在稼働中の設備に替えて新規の設備を20X1 年度期首に導入することを検討している。次の〔資料〕に基づき,以下の文中の( ア )と( イ )の数値と語句の組合せとして正しいものの番号を一つ選びなさい。なお,計算過程で端数が生じる場合,計算途中では四捨五入せず,最終数値の千円未満を四捨五入すること。(8 点)〔資料〕1.現在稼働中の設備⑴ 20X1 年度期首における帳簿価額24,000 千円,残存耐用年数3年,残存価額ゼロ⑵ 20X1 年度期首において予測される売却価額10,000 千円⑶ 20X3年度末において予測される売却価額5,000 千円2.新規の設備⑴ 取得原価120,000 千円,耐用年数3年,残存価額ゼロ⑵ 20X3年度末において予測される売却価額ゼロ⑶ 新規設備の使用による税引前現金支出節約額は20X1 年度が40,000 千円,20X2年度と20X3年度はそれぞれ55,000 千円と予測される。これらは各年度の期末に生じる。3.計算条件等⑴ 減価償却は定額法による。⑵ 当社は今後も黒字企業であると見込まれる。⑶ 設備の売却損益は課税所得計算上,全額損金または益金への算入が認められる。⑷ 法人税等の実効税率は40 %とし,法人税等の支出は期末に行うものとする。⑸ 税引後加重平均資本コスト率は8 %とする。計算に際しては次の現価係数を用いること。1 年 2 年 3年8 % 0.926 0.857 0.794現在稼働中の設備を継続して使用する場合と比較して,新規設備へ取り替えた場合の正味現在価値は( ア )千円だけ( イ )する。

正答 (1)
正答は (1)。取替えによる差額キャッシュ・フローの現在価値の合計112,496千円が初期投資の純額110,000千円を上回り、NPVは2,496千円増加します。 取替えと継続の差額で考えます(単位:千円)。 【期首】 新設備の取得-120,000、旧設備の売却+10,000 → -110,000 旧設備の売却損:24,000-10,000=14,000(節税額5,600は1年度末に生じます) 【各年度末の差額】 減価償却費の増加:40,000-8,000=32,000、節税額32,000×0.4=12,800
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1年度:40,000×0.6+12,800+5,600=42,400 2年度:55,000×0.6+12,800=45,800 3年度:45,800-3,000=42,800 3年度の-3,000は、継続していれば得られた旧設備の売却収入5,000から売却益の税金2,000を引いた額で、取替えにより失われます。 【正味現在価値】 42,400×0.926+45,800×0.857+42,800×0.794 =39,262.4+39,250.6+33,983.2=112,496.2 112,496.2-110,000=2,496.2 → 2,496千円の増加

出典:2024年(令和6年)第Ⅱ回 公認会計士試験 短答式試験 管理会計論 問題16(金融庁 公表)出典元ページ

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