監査業務の品質管理に関する次の記述のうち,正しいものの組合せとして最も適切な番号を一つ選びなさい。…
監査論 監査論 問題8
監査業務の品質管理に関する次の記述のうち,正しいものの組合せとして最も適切な番号を一つ選びなさい。(5点)ア.監査責任者は,我が国における職業倫理に関する規定が遵守されていないことに気付いたときには,職業倫理に関する規定への違反に係る監査事務所の方針又は手続に従うことが求められている。その方針又は手続には,当該状況について規制当局又は専門家団体とコミュニケーションを行うことは含まれない。イ.監査事務所が定めた品質管理システムに重大な不備が存在した場合でも,当該品質管理システムの下で行われた個々の監査業務が,職業的専門家としての基準及び適用される法令等を遵守して実施されなかったことを必ずしも意味するものではない。ウ.監査業務の対象が公認会計士法上の大会社等である場合,監査責任者は,連続して担当する期間が合わせて7 会計期間を超えないのであれば,翌会計期間に監査チームを外れて当該監査業務の審査担当者に就任することができる。エ.監査における不正リスク対応基準が適用される監査業務であるか否かにかかわらず全ての監査業務において,監査責任者は,監査チームが実施した監査事務所間の引継の状況について,監査事務所の適切な部署又は者に報告されていることを確かめなければならない。
- (1)アイ
- (2)アウ
- (3)アエ
- (4)イウ
- (5)イエ
- (6)ウエ
正答 (5)
正答は (5)。品質管理システムの重大な不備が個々の業務の基準違反を必ずしも意味せず(イ)、引継の状況の報告は全ての監査業務で確かめます(エ)。
監査業務の段階での品質管理を問う問題です。
【各記述】
ア 誤り。職業倫理の違反に気付いた監査責任者が従う事務所の方針・手続には、必要に応じて規制当局や専門家団体とコミュニケーションを行うことも含まれます。
イ 正しい。品質管理システムに重大な不備があっても、その下で行われた個々の監査業務が、基準や法令等を遵守せずに行われたことを必ずしも意味しません。
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ウ 誤り。審査担当者に就任する際には、過去に監査責任者として行った判断が審査に影響しないよう、適切なインターバル(冷却期間)が必要です。監査チームを外れた翌会計期間にすぐ審査担当者になることはできません。
エ 正しい。令和3年の改訂で、不正リスク対応基準が求めていた引継の手続が全ての監査に求められ、監査事務所は、監査実施の責任者が引継の状況を適切な部署又は者に報告することを方針又は手続で定めます(品質管理基準 第十四の3)。
正しいのはイとエで、(5) です。
出典:2024年(令和6年)第Ⅱ回 公認会計士試験 短答式試験 監査論 問題8(金融庁 公表)出典元ページ
最終更新日
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