保証業務に関する次の記述のうち,正しいものの組合せとして最も適切な番号を一つ選びなさい。…
監査論 監査論 問題10
保証業務に関する次の記述のうち,正しいものの組合せとして最も適切な番号を一つ選びなさい。(5点)ア.財務情報等に係る保証業務に関する概念整理を行うことを主たる目的として定めた「財務情報等に係る保証業務の概念的枠組みに関する意見書」は,「監査基準」のように,特定の保証業務を前提として適用されることを意図していない。イ.業務実施者は,保証業務について要請される要件及び保証業務の実施に関する基準に準拠して適切に業務を行わなかった場合には責任を負う。通常,限定的保証業務と合理的保証業務とでは,業務実施者の責任の対象となる範囲が異なる。ウ.業務実施者は,証拠の量的な十分性及び目的適合性や信頼性等の質的な適切性を勘案して,必要とされる証拠を入手しなければならないが,より多くの証拠を入手することにより,証拠の質を補完することがある。エ.業務実施者は,限定的保証業務であるレビューにおいて,主に分析的手続及び質問によって,十分かつ適切な証拠を得ることができる。そのため,当該業務においては,主題及び業務環境の理解を含む相互に関連性のある系統だった業務プロセスを必要としない。
- (1)アイ
- (2)アウ
- (3)アエ
- (4)イウ
- (5)イエ
- (6)ウエ
正答 (1)
正答は (1)。概念的枠組み意見書は特定の保証業務への適用を意図せず(ア)、合理的保証と限定的保証では業務実施者の責任の範囲が異なります(イ)。
「財務情報等に係る保証業務の概念的枠組みに関する意見書」を問う問題です。
【各記述】
ア 正しい。この意見書は保証業務の概念を整理するもので、監査基準のように特定の保証業務を前提として適用されることを意図していません。
イ 正しい。業務実施者は、要件や基準に準拠して適切に業務を行わなかった場合に責任を負います。保証の水準が違うため、限定的保証業務と合理的保証業務では責任の対象となる範囲が異なります。
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ウ 誤り。証拠は量的な十分性と質的な適切性を勘案して入手しますが、より多くの証拠を入手しても、質の低い証拠を補うことはできません。
エ 誤り。限定的保証業務でも、主題や業務環境の理解を含む、相互に関連性のある系統だった業務プロセスが必要です。分析的手続と質問が中心になるからといって、これを省けるわけではありません。
正しいのはアとイで、(1) です。
出典:2024年(令和6年)第Ⅱ回 公認会計士試験 短答式試験 監査論 問題10(金融庁 公表)出典元ページ
最終更新日
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