監査調書に関する次の記述のうち,正しいものの組合せとして最も適切な番号を一つ選びなさい。…

監査論 監査論 問題13

監査調書に関する次の記述のうち,正しいものの組合せとして最も適切な番号を一つ選びなさい。(5点)ア.監査調書の作成の目的に,法令等に基づき実施される外部による検査の実施を可能にすることは含まれない。イ.監査人は,適時に監査調書を作成しなければならないが,その理由の一つとして,監査手続の実施から時間が経過した後で作成される監査調書は,手続実施時に適時に作成される監査調書に比べ正確でない場合があることがあげられる。ウ.監査人は,重要な事項に関する結論を形成する過程において,矛盾した情報を識別した場合には,監査人がどのようにその矛盾した情報に対応したかを文書化しなければならないが,必ずしも不正確な文書や修正前の文書を残すことは求められていない。エ.監査人は,例外的な状況において,監査報告書日後に,新たに若しくは追加的に監査手続を実施する場合又は新たな結論を導き出す場合,監査調書に追加・変更を実施した者及び実施日を文書化する必要があるが,それらを査閲した者及び査閲日についての文書化は求められていない。

正答 (4)
正答は (4)。手続から時間が経って作成した調書は不正確になり得るので適時に作成し(イ)、修正前の文書を残すことまでは求められません(ウ)。 監査調書(監基報230)を問う問題です。 【各記述】 ア 誤り。監査調書は、監査の実施の証拠となるだけでなく、法令等に基づく外部の検査の実施を可能にすることも作成の目的に含まれます。 イ 正しい。監査調書は適時に作成します。手続の実施から時間が経ってから作成した調書は、適時に作成したものより正確でない場合があるためです。 ウ 正しい。重要な事項の結論の形成の過程で矛盾した情報を識別した場合は、どのように対応したかを文書化します。ただし、不正確な文書や修正前の文書を残しておくことまでは求められていません。
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エ 誤り。例外的な状況で監査報告書日後に手続を追加し、又は新たな結論を導いた場合は、実施した者と実施日に加え、査閲した者と査閲日も文書化しなければなりません。 正しいのはイとウで、(4) です。

出典:2024年(令和6年)第Ⅱ回 公認会計士試験 短答式試験 監査論 問題13(金融庁 公表)出典元ページ

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