当工場の修繕部は,第1製造部および第2製造部に対して,機械の修理・メンテナンスといった修繕サービスを提供している。修繕部…
管理会計論 管理会計論 問題4
当工場の修繕部は,第1製造部および第2製造部に対して,機械の修理・メンテナンスといった修繕サービスを提供している。修繕部では,各製造部がそれぞれ月間で2,250時間の修繕サービスを必要とする計画に基づいて予算を策定している。修繕部費は,直接配賦法により各製造部門へ複数基準配賦法で予定配賦されている。次の〔資料〕に基づき,当月の修繕部に関する原価計算の結果として正しいものの番号を一つ選びなさい。なお,計算過程で端数が生じる場合,計算途中では四捨五入せず,最終数値の円未満を四捨五入すること。(8点)〔資料〕1.修繕部の原価データ固定費 変動費月次製造間接費予算額 7,695,000 円 6,750,000 円月次製造間接費実際発生額 7,695,000 円 6,480,000 円2.修繕サービスの供給量第1製造部 第2製造部月間基準操業度(計画) 2,250 時間 2,250 時間月間実際操業度 2,250 時間 1,800 時間
- (1)修繕部費の予定配賦率は3,500 円/時間であり,第2製造部への配賦額は6,300,000円である。
- (2)第1製造部への配賦額は7,447,500 円であり,修繕部費の変動費予定配賦率は1,600円/時間である。
- (3)修繕部における操業度差異は769,500 円の不利差異であり,予算差異は405,000円の不利差異である。
- (4)第2製造部への配賦額は6,547,500 円であり,修繕部における予算差異は405,000 円の不利差異である。
- (5)複数基準配賦法によると,修繕部費の固定費配賦率は,実際配賦率が1,900 円/時間であるのに対して,予定配賦率は1,710 円/時間である。
正答 (4)
正答は (4)。複数基準配賦法で予定配賦すると、第2製造部への配賦額は 6,547,500円、予算差異は変動費の 405,000円の不利差異だからです。
【計算】
基準操業度:2,250 + 2,250 = 4,500時間
固定費率:7,695,000 ÷ 4,500 = 1,710円/時間、変動費率:6,750,000 ÷ 4,500 = 1,500円/時間
複数基準配賦法では、固定費は計画の利用量(用役の消費能力)の割合で、変動費は実際の利用量で配賦します。
固定費:各製造部へ 2,250 × 1,710 = 3,847,500円
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変動費:第1製造部 2,250 × 1,500 = 3,375,000円、第2製造部 1,800 × 1,500 = 2,700,000円
配賦額:第1製造部 7,222,500円、第2製造部 6,547,500円予算差異:変動費は 1,500 × 4,050 = 6,075,000円の予算許容額に対し実際 6,480,000円で 405,000円の不利差異。固定費は予算と実際が同額で差異なし。
【ほかの選択肢】
(1) 誤り。予定配賦率は 1,710 + 1,500 = 3,210円/時間、第2製造部は 6,547,500円です。
(2) 誤り。第1製造部は 7,222,500円、変動費率は 1,500円/時間です。
(3) 誤り。769,500円は固定費を実際時間で配賦したときの操業度差異で、複数基準配賦法では生じません。
(5) 誤り。1,900円は固定費を実際時間で割った値です。
出典:2025年(令和7年)第Ⅰ回 公認会計士試験 短答式試験 管理会計論 問題4(金融庁 公表)出典元ページ
最終更新日
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