当社は製品Xを製造販売しており,直接標準原価計算を行って営業利益を管理している。次の〔資料〕に基づき,以下の営業利益差異…

管理会計論 管理会計論 問題12

当社は製品Xを製造販売しており,直接標準原価計算を行って営業利益を管理している。次の〔資料〕に基づき,以下の営業利益差異分析表にある(ア)と(イ)に当てはまる数値の組合せとして正しいものの番号を一つ選びなさい。なお,(*)に当てはまる数値については各自推定すること。(7点)〔資料〕1.製品Xの製造販売に関するデータ予算 実際販売価格 3,000 円 2,800 円製造販売数量 10,000 個 12,000 個市場占拠率 10 % 8 %2.製品Xの製造原価と販売費および一般管理費に関するデータ原価標準 実際原価直接材料費 500 円/個 530 円/個直接労務費 800 円/個 810 円/個変動製造間接費 400 円/個 390 円/個変動販売費 (*)円/個 180 円/個直接材料費と直接労務費は全て変動費である。固定製造間接費,固定販売費および一般管理費(固定費)の実際額は合計で3,000 千円であり,予算額と同額であった。営業利益差異分析表 (単位:千円)予算営業利益 8,000販売価格差異 (-) (*)販売数量差異市場総需要量差異 (+) (*)市場占拠率差異 (-) (ア)変動費差異 (-) (イ)固定費差異 ―実際営業利益 (*)

正答 (4)
正答は (4)。予算の営業利益から変動販売費の標準を200円と推定すると、市場占拠率差異は 3,300千円、変動費差異は 120千円になるからです。 【変動販売費の標準の推定】 予算営業利益:10,000個 ×(3,000 − 1,700 − 変動販売費)− 3,000千円 = 8,000千円 → 1個の貢献利益は 1,100円で、変動販売費は 200円です。標準変動費は 1,700 + 200 = 1,900円。 【差異】(単位:千円) 販売価格差異:(2,800 − 3,000)× 12,000個 = −2,400
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市場の総需要量:予算 10,000 ÷ 10% = 100,000個、実際 12,000 ÷ 8% = 150,000個 市場総需要量差異:(150,000 − 100,000)× 10% × 1,100円 = +5,500 市場占拠率差異:(8% − 10%)× 150,000 × 1,100円 = −3,300 …(ア) 変動費差異:実際の変動費は 530 + 810 + 390 + 180 = 1,910円で、(1,900 − 1,910)× 12,000個 = −120 …(イ) 固定費差異:予算と実際が同額のため 0 【確かめ】 8,000 − 2,400 + 5,500 − 3,300 − 120 = 7,680 実際営業利益:12,000個 ×(2,800 − 1,910)− 3,000 = 7,680 で一致します。 (1)・(2) の 2,200 は販売数量差異の合計(+2,200)で、市場占拠率差異ではありません。

出典:2025年(令和7年)第Ⅰ回 公認会計士試験 短答式試験 管理会計論 問題12(金融庁 公表)出典元ページ

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