財務報告に係る内部統制の評価及び監査の基準並びに実施基準に関する次の記述のうち,正しいものの組合せとして最も適切な番号を…

監査論 監査論 問題3

財務報告に係る内部統制の評価及び監査の基準並びに実施基準に関する次の記述のうち,正しいものの組合せとして最も適切な番号を一つ選びなさい。(5点)ア.平成19 年の基準設定に際し,財務報告に係る内部統制の評価及び監査に関わるコスト負担が過大なものとならないための方策として採用されたものには,トップダウン型のリスク・アプローチの活用は含まれなかった。イ.平成23 年の基準改訂に際し,「重要な欠陥」が,企業自体に欠陥があるとの誤解を招くとの指摘から,その定義は実質上変更されることなく,「開示すべき重要な不備」へと置き換えられた。ウ.令和元年の基準改訂に際し,財務諸表監査の監査報告書の記載内容と整合させるため,監査人の意見を内部統制監査報告書の冒頭に記載することとし,記載順序を変更するとともに,新たに意見の根拠区分を設けた。エ.令和5年の基準改訂に際し,内部統制の評価範囲の決定は経営者のリスク評価に基づくべきとの観点から,評価対象とする重要な事業拠点を選定する際の指標として例示されていた「連結ベースの売上高等の一定割合(おおむね3分の2程度)」との文言は,削除された。

正答 (4)
正答は (4)。平成23年に「重要な欠陥」が「開示すべき重要な不備」に改められ(イ)、令和元年に意見を冒頭に置き根拠区分を設けた(ウ)からです。 【各記述】 ア 誤り。平成19年の基準の設定では、コスト負担が過大とならないための方策の一つとして、トップダウン型のリスク・アプローチの活用が採られています。 イ 正しい。平成23年の改訂では、「重要な欠陥」の用語が企業自体に欠陥があるとの誤解を招くとの指摘を受け、定義は変えずに「開示すべき重要な不備」に改められました。 ウ 正しい。令和元年の改訂では、財務諸表の監査報告書の記載と整合させるため、内部統制監査報告書でも監査人の意見を冒頭に記載し、意見の根拠の区分を新たに設けました。
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エ 誤り。令和5年の改訂では、重要な事業拠点の選定の指標として例示される「売上高等のおおむね3分の2程度」などの数値基準は削除されていません。経営者がこれを機械的に適用せず、リスクを考慮して評価範囲を決めることが明確にされました。 正しいのはイとウで、(4) です。

出典:2025年(令和7年)第Ⅰ回 公認会計士試験 短答式試験 監査論 問題3(金融庁 公表)出典元ページ

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