財務諸表監査における内部統制に関する次の記述のうち,正しいものの組合せとして最も適切な番号を一つ選びなさい。…

監査論 監査論 問題13

財務諸表監査における内部統制に関する次の記述のうち,正しいものの組合せとして最も適切な番号を一つ選びなさい。(5点)ア.監査人は,重要な虚偽表示リスクを識別し評価する際,監査に関連する内部統制システムを理解しなければならない。このリスク評価の実施に際して,監査人は,状況に応じたリスク対応手続を立案するため内部統制システムを検討するが,これは,内部統制の有効性に対する意見を表明するためのものではない。イ.財務諸表の虚偽表示を適時に防止又は発見・是正するのに必要な内部統制が存在しないことは,内部統制の不備には該当しない。ウ.監査人は,内部統制の不備を識別した場合,実施した監査手続に基づいて,内部統制の不備が単独で又は複数組み合わさって重要な不備となるかどうかを,虚偽表示の発生可能性や潜在的な虚偽表示の影響を勘案して判断しなければならない。エ.監査人は,適切な階層の経営者に対して,直接報告することが適切でない場合を除き,内部統制の重要な不備のみを報告すればよい。

正答 (2)
正答は (2)。リスク評価での内部統制の理解は統制の有効性への意見のためではなく(ア)、不備が重要な不備かは発生可能性と影響で判断する(ウ)からです。 【各記述】 ア 正しい。監査人は重要な虚偽表示リスクを識別・評価するために内部統制システムを理解しますが、これは状況に応じたリスク対応手続を立案するためのもので、内部統制の有効性に意見を表明するためではありません。 イ 誤り。内部統制の不備には、デザインや運用の問題で虚偽表示を適時に防止又は発見・是正できない場合のほか、それに必要な内部統制が存在しない場合も含まれます。
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ウ 正しい。識別した内部統制の不備が単独で又は組み合わさって重要な不備となるかは、虚偽表示の発生可能性や潜在的な虚偽表示の影響の大きさを勘案して判断します。 エ 誤り。適切な階層の経営者には、直接報告することが適切でない場合を除き、重要な不備のほか、経営者の注意を促すに値すると職業的専門家として判断したその他の不備も報告します。 正しいのはアとウで、(2) です。

出典:2025年(令和7年)第Ⅰ回 公認会計士試験 短答式試験 監査論 問題13(金融庁 公表)出典元ページ

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