当社は,当期において自社の製造能力をフルに活用して,部品Aと部品Bを製造しそれらを組み合わせて製品Xを1,000 台製造…

管理会計論 管理会計論 問題15

当社は,当期において自社の製造能力をフルに活用して,部品Aと部品Bを製造しそれらを組み合わせて製品Xを1,000 台製造販売している。現在当社は,次期より部品Bの全てを外部から購入し,それにより生じる製造能力を利用して,新たに製品Yを製造販売することを検討している。次の〔資料〕に基づき,次期において見積もられる利益増加額の最大額として正しいものの番号を一つ選びなさい。(8点)〔資料〕1.当期における製品Xの販売価格は10,000 円/台であり,次期も同じ予定である。次期以降も製品Xには需要があり,製造すれば全て販売可能であると予測される。2.製品X1台は,部品A1個と部品B1個を組み合わせて製造する。部品Aと部品Bの1個当たり標準製造原価は次のとおりである。部品Aの1個当たり標準製造原価は次期も変わらない。部品A 部品B直接材料費 1,000 円/kg×1kg      =1,000 円1,500 円/kg×1kg      =1,500 円直接労務費 800 円/時間×1直接作業時間= 800 円  800 円/時間×2直接作業時間=1,600 円変動製造間接費  500 円/時間×1機械稼働時間= 500 円  500 円/時間×2機械稼働時間=1,000 円3.部品Aと部品Bの原価以外に発生する製品X1台当たり標準製造原価は次のとおりである。これらは次期も変わらない。直接労務費 800 円/時間×1直接作業時間  =800 円製品X変動製造間接費 500 円/時間× 0.5 機械稼働時間=250 円4.当期に利用可能な製造能力は,直接作業時間4,000 時間,機械稼働時間3,500 時間である。これらは次期も変わらない。5.製品Yの予定販売価格は12,000 円/台である。次期の製品Yの需要は最大で400台と見積もられている。6.部品Bの予定購入価格は5,000 円/個である。次期の製品Xと製品Yの製造に必要な部品Bは全て購入可能である。7.製品Y1台は,部品A1個と部品B1個を組み合わせて製造する。このとき,部品Aと部品Bの原価以外に発生する製品Y1台当たり標準製造原価は次のとおりである。直接労務費 800 円/時間×2直接作業時間=1,600 円製品Y変動製造間接費 500 円/時間×1機械稼働時間= 500 円8.次期に部品Bを外部から購入することで,部品Bの製造に利用していた製造能力は,全て部品A,製品Xおよび製品Yの製造に利用可能である。9.当期および次期ともに,期首と期末の棚卸資産は存在しない。

正答 (5)
正答は (5)。部品Bを外部購入して空いた直接作業時間を製品Y400台と製品X1,400台に使うと、利益は800,000円増えます。 制約のある製造能力の配分を、貢献利益で比べる問題です。(単位:円) 【当期】 製品X1台の直接作業時間=1(A)+2(B)+1(組立)=4時間 → 1,000台で4,000時間 機械稼働時間=1+2+0.5=3.5時間 → 3,500時間(どちらも上限まで使用) 1台の変動費=部品A2,300+部品B4,100+組立1,050=7,450、貢献利益=2,550
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当期の貢献利益=2,550×1,000=2,550,000 【次期の1台当たり】 製品X:変動費=2,300+購入5,000+1,050=8,350、貢献利益1,650  作業時間=2時間、機械時間=1.5時間 製品Y:変動費=2,300+5,000+2,100=9,400、貢献利益2,600  作業時間=3時間、機械時間=2時間 【最適な組合せ】 作業時間1時間当たりの貢献利益はX825、Y約867で、Yが有利です。Yを需要上限の400台作ると作業時間1,200時間、残り2,800時間でXを1,400台作れます。機械時間は800+2,100=2,900時間で3,500時間以内です。 次期の貢献利益=1,650×1,400+2,600×400=2,310,000+1,040,000=3,350,000 (Yを作らずXだけ2,000台なら3,300,000で、これより小さくなります。) 【利益増加額】 3,350,000−2,550,000=800,000円

出典:2025年(令和7年)第Ⅱ回 公認会計士試験 短答式試験 管理会計論 問題15(金融庁 公表)出典元ページ

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