分権化組織とグループ経営の管理会計に関する次の記述のうち,正しいものの組合せとして最も適切な番号を一つ選びなさい。…

管理会計論 管理会計論 問題16

分権化組織とグループ経営の管理会計に関する次の記述のうち,正しいものの組合せとして最も適切な番号を一つ選びなさい。(5点)ア.事業部制組織において,事業部長の業績評価を事業部長にとっての管理可能利益で行うことにより,本社共通費の負担を意識した事業部運営が行われる。イ.グループ経営では,グループを構成する各組織の利害が対立することがあるので,グループを管理する部門が組織間調整や各組織を支援する機能を担う。ウ.会社内の組織間の振替価格は,各事業部の業績評価に資するとともに,各事業部長の意思決定が会社の全体目標に整合するように設定すべきである。エ.事業部長の業績評価に事業部のROI(Return on Investment)を用いることで,事業部と全社の利害対立を解消し,目標整合性を達成することができる。

正答 (4)
正答は (4)。グループの管理部門による調整・支援(イ)と、振替価格の設定の考え方(ウ)が正しい記述です。 事業部の業績評価の指標と、振替価格、グループ経営の管理を問う問題です。 【各記述】 ア 誤り。管理可能利益は、事業部長が管理できない本社共通費の配賦額を含めずに計算する利益です。これで評価すると、本社共通費の負担を意識した運営にはつながりにくくなります。 イ 正しい。グループ内では各社の利害がぶつかることがあるため、グループを管理する部門(本社・持株会社など)が組織間を調整し、各社を支援する役割を担います。
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ウ 正しい。振替価格は、各事業部の業績を適切に測れるとともに、各事業部長の意思決定が全社の目標に合うよう設定すべきとされます。 エ 誤り。ROIで評価すると、全社の資本コストを上回る投資でも、事業部の今のROIを下げる案は事業部長に退けられることがあります。目標の不整合を解消できるわけではありません。 正しいのはイとウで、(4) です。

出典:2025年(令和7年)第Ⅱ回 公認会計士試験 短答式試験 管理会計論 問題16(金融庁 公表)出典元ページ

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