監査上の主要な検討事項に関する次の記述のうち,正しいものの組合せとして最も適切な番号を一つ選びなさい。…

監査論 監査論 問題20

監査上の主要な検討事項に関する次の記述のうち,正しいものの組合せとして最も適切な番号を一つ選びなさい。(5点)ア.監査人が経営者に要請する追加開示は財務諸表に注記する方法に限定されていないため,経営者が監査人の要請に応じ財務諸表注記以外の箇所に追加開示を行った場合,監査人は,監査上の主要な検討事項において当該箇所における情報への参照を付さなければならない。イ.監査人は,個別財務諸表の監査報告書には「監査上の主要な検討事項」の見出しを付す必要があるが,連結財務諸表の監査報告書に同一内容の監査上の主要な検討事項が記載されている場合には,その旨を記載することで,監査上の主要な検討事項の内容等の記載を省略することができる。ウ.監査人は,監査上の対応として監査人による手続の結果に関連する記述を行うに当たり,財務諸表に含まれる個別の事項に対する意見を表明することがある。エ.監査人は,計画した監査の範囲と実施時期について監査役等とコミュニケーションを行う際に,通常,監査上の主要な検討事項となる可能性がある事項についてもコミュニケーションを行う。

正答 (5)
正答は (5)。連結に同一内容のKAMがあれば個別での記載を省略でき(イ)、計画段階でKAMとなり得る事項も伝えます(エ)。 監査基準委員会報告書701(監査上の主要な検討事項の報告)を問う問題です。 【各記述】 ア 誤り。KAMの記載では、財務諸表に関連する開示があればその注記への参照を付します。経営者が注記以外の箇所に追加の開示をした場合に、その箇所への参照を付すことまでは義務づけられていません。 イ 正しい。個別財務諸表の監査報告書にもKAMの見出しは付けますが、連結財務諸表の監査報告書に同一内容のKAMが記載されていれば、その旨を記載して内容の記載を省略できます。
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ウ 誤り。KAMは財務諸表全体に対する意見の形成の過程で対処した事項を記述するもので、個別の事項に対する意見を表明するものではありません。手続の結果を書く場合も、個別の意見と受け取られないようにします。 エ 正しい。計画した監査の範囲と実施時期について監査役等とコミュニケーションを行う際には、通常、KAMとなる可能性のある事項についても話し合います。 正しいのはイとエで、(5) です。

出典:2025年(令和7年)第Ⅱ回 公認会計士試験 短答式試験 監査論 問題20(金融庁 公表)出典元ページ

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