Aは株式会社である貸金業者であり、Bは個人である顧客である。貸金業法第13 条(返済能力の調査)第3項及び同法第13 条…
法及び関係法令に関すること 問題20
Aは株式会社である貸金業者であり、Bは個人である顧客である。貸金業法第13 条(返済能力の調査)第3項及び同法第13 条の3(基準額超過極度方式基本契約に係る調査)第3項に規定する源泉徴収票その他のBの収入又は収益その他の資力を明らかにする事項を記載し、又は記録した書面又は電磁的記録として内閣府令で定めるもの(以下、本問において「年収証明書」という。)に関する次の①~④の記述のうち、その内容が適切でないものを1つだけ選び、解答欄にその番号をマークしなさい。なお、本問における貸付けに係る契約は、貸金業法施行規則第10 条の16(指定信用情報機関が保有する信用情報の使用義務の例外)に規定する貸付けの契約ではないものとする。
(注) 除外契約とは、貸金業法第13 条の2(過剰貸付け等の禁止)第2項に規定する個人過剰貸付契約から除かれる契約として貸金業法施行規則第10 条の21 に規定するものをいう。
- ①Aは、Bとの間で、初めて貸付けに係る契約を締結しようとする場合において、当該契約の貸付けの金額が40 万円であり、指定信用情報機関から提供を受けた信用情報により判明したBに対するA以外の貸金業者の貸付けの残高の合計額(以下、本問において「他社残高」という。)が70 万円であるときは、返済能力の調査を行うに際し、Bから年収証明書の提出又は提供を受けなければならない。
- ②Aは、Bとの間で、貸付けの金額が100 万円の貸付けに係る契約を締結しようとする場合において、既にBから2年前に発行された源泉徴収票の提出を受けていたとしても、返済能力の調査を行うに際し、Bから年収証明書の提出又は提供を受けなければならない。
- ③Aは、基準額超過極度方式基本契約に係る調査をしなければならない場合において、Bとの間の貸付けに係る契約が極度額を30 万円とする極度方式基本契約のみであり、他社残高が80 万円でかつその全てが除外契約(注)に係るものであるときは、当該調査を行うに際し、Bから年収証明書の提出又は提供を受けなければならない。
- ④Aは、基準額超過極度方式基本契約に係る調査において、Bに係る極度方式個人顧客合算額が100 万円を超え、Bから年収証明書の提出又は提供を受けなければならない場合において、年収証明書の提出又は提供を受けるときには、Bに係る極度方式個人顧客合算額が100 万円を超えると知った日から2か月以内に年収証明書の提出又は提供を受けなければならない。
正答 ③
正答は (3)。除外契約の残高は極度方式個人顧客合算額に入らず、30万円だけなので年収証明書は要りません。
途上の調査で年収証明書が必要なのは、極度方式個人顧客合算額が100万円を超えるときです(13条の3第3項)。この合算額では住宅資金貸付契約等(除外契約)の残高を除きます(同条5項)。本問は極度額30万円+除外契約の残高0円=30万円です。
【ほかの選択肢】
(1) 40万円+他社残高70万円=110万円で個人顧客合算額が100万円を超えるので(13条3項2号) 正しい
(2) 100万円だけで当該貸金業者合算額が50万円を超えます。新規の契約では、源泉徴収票は直近の期間のものに限られ、2年前のものでは足りないので 正しい
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(4) 施行規則10条の26第1項は、100万円を超えると知った日から「1か月以内」に提出を受けるとしています。選択肢の「2か月」は条文と違いますが、紙面の正答は(3)とされています
【覚え方】
途上の調査(13条の3)の極度方式個人顧客合算額では、除外契約の残高を足しません。新規の契約(13条3項)では除きません。
出典:第19回 貸金業務取扱主任者資格試験 問題20(日本貸金業協会 公表)出典元ページ
最終更新日
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