代理に関する次の①~④の記述のうち、民法上、その内容が適切でないものを1つだけ選び、解答欄にその番号をマークしなさい。…
貸付け及び貸付けに付随する取引に関する法令及び実務に関すること 問題38
代理に関する次の①~④の記述のうち、民法上、その内容が適切でないものを1つだけ選び、解答欄にその番号をマークしなさい。
- ①代理人が本人のためにすることを示さないでした意思表示は、相手方が、代理人が本人のためにすることを知り、又は知ることができたとしても、本人が追認をしなければ、本人に対してその効力を生じない。
- ②委任による代理人は、本人の許諾を得たとき、又はやむを得ない事由があるときでなければ、復代理人を選任することができない。
- ③法定代理人は、自己の責任で復代理人を選任することができる。この場合において、やむを得ない事由があるときは、本人に対してその選任及び監督についての責任のみを負う。
- ④第三者に対して他人に代理権を与えた旨を表示した者は、その代理権の範囲内においてその他人が第三者との間でした行為について、その責任を負う。ただし、第三者が、その他人が代理権を与えられていないことを知り、又は過失によって知らなかったときは、この限りでない。
正答 ①
正答は (1)。顕名がなくても、相手方が本人のためにすることを知り又は知ることができたときは、本人に直接効力が生じるので、適切でありません。
民法100条は、本人のためにすることを示さない意思表示は代理人自身のためにしたものとみなしますが、ただし書で、相手方が悪意または有過失なら99条1項を準用し、本人に効力が生じるとしています。本人の追認は要りません。
【ほかの選択肢】
(2) 任意代理人は、本人の許諾かやむを得ない事由がなければ復代理人を選べません(104条) 適切
(3) 法定代理人は自己の責任で復代理人を選べ、やむを得ない事由があれば選任・監督の責任だけを負います(105条) 適切
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(4) 代理権授与の表示による表見代理で、相手方が悪意・有過失なら責任を負いません(109条1項) 適切
【見分け方】
復代理は「任意代理は制限あり、法定代理は自由だが全責任」と押さえます。
出典:第19回 貸金業務取扱主任者資格試験 問題38(日本貸金業協会 公表)出典元ページ
最終更新日
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