人の聴覚に関する次の記述の中から、誤っているものを一つ選べ。…
音響・振動概論及び音圧レベル・振動加速度レベルの計量 環音 問3
人の聴覚に関する次の記述の中から、誤っているものを一つ選べ。
- (1)最小可聴値とは、指定された音が、評定者の聴覚を起こし得るときのその音の最小音圧レベルである。
- (2)音の大きさ1 phon は、平面波として前方から提示された音圧レベル40 dB、周波数1000 Hz の純音の大きさに等しい。
- (3)マスキングとは、他の音の存在によって、ある音の聴覚閾値が上昇する現象である。
- (4)長時間の騒音暴露などによって難聴になると最小可聴値が上昇する。
- (5)等ラウドネス曲線とは、正常聴覚をもつ評定者に、ある特定の種類の音を特定の方法で提示したときに、同じ大きさの感覚を生じさせる音の音圧レベルを、横軸に周波数をとって結んだ曲線である。
正答 (2)
正答は (2)。1 phon ではなく 40 phon(1 sone)の説明です。
ラウドネスレベル(音の大きさのレベル)の単位 phon は、ある音と同じ大きさに聞こえる 1000 Hz の純音(前方から来る平面波)の音圧レベルの数値で表します。音圧レベル 40 dB、1000 Hz の純音と同じ大きさに聞こえる音は 40 phon です。また、この 40 phon の音の大きさを 1 sone とします。選択肢は「1 phon」としている点が誤りで、正しくは 40 phon(または 1 sone)です。
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【ほかの選択肢】
(1) 最小可聴値は、その音を聞き取れる最小の音圧レベルです 正しい
(3) マスキングは、ほかの音(マスカー)があるために、ある音の聞こえ始める閾値が上がる現象です 正しい
(4) 騒音性難聴などで聴力が落ちると、聞こえる最小の音圧レベル(最小可聴値)が上がります 正しい
(5) 等ラウドネス曲線は、同じ大きさに聞こえる音圧レベルを周波数ごとに結んだ曲線です(ISO 226) 正しい
【ポイント】
1000 Hz では「phon の値 = 音圧レベルの dB 値」です。
sone は 40 phon を 1 とし、10 phon 増えるごとに2倍になります。
出典:計量士 第76回(2025年12月実施)(経済産業省 公表試験問題)出典元ページ
最終更新日
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