図ア〜エは、ある台風が本州に上陸した際に高田、仙台、酒田、宮古のウィンドプロファイラで観測した高層風の3時から12時の時…

専門知識 専門知識 問3

図ア〜エは、ある台風が本州に上陸した際に高田、仙台、酒田、宮古のウィンドプロファイラで観測した高層風の3時から12時の時系列図である。この台風の経路図として適切なものは図(a)〜(e)のうちどれか、下記の①〜⑤の中から正しいものを1つ選べ。なお、経路図の△は3時の位置、■は12時の位置を示す。

気象予報士 令和4年度第1回(第58回) 専門知識 問3の図
正答 ③
正答は ③。経路図 (c) が適切です。 【図の読み】 ウィンドプロファイラの時系列図は右が3時、左が12時です。矢羽根は風が吹いてくる向きを指します。 イ(仙台):3〜6時ごろは下層を中心に北寄りの強い風です。7時前後の中層では風が弱く乱れ、その後(8〜12時)は西〜南西寄りの風に変わります。仙台の東〜南東を中心が北上し、7時ごろに北側へ抜けたと読めます。 エ(宮古):3〜7時ごろは東寄りの非常に強い風、9時以降は南寄りの強い風に変わります。中心がはじめ宮古の南にあり、のちに宮古の西〜北西へ進んだと読めます。
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ア(高田):全体に風が弱く、変化も小さいので、中心から離れていたと考えられます。 【経路図との照合】 (c) は、3時に仙台の南東の沿岸付近にあった中心が北上し、仙台の東、宮古の西を通って12時に岩手県北部付近に達する経路です。仙台で北寄り→西寄り、宮古で東寄り→南寄りという変化と合います。 【ほかの選択肢】 ① (a) 仙台の西を北上し、12時に宮古付近に達する経路では、仙台は中心の東側になって南寄りの風になるはずです。誤り ② (b) 関東から仙台と酒田の間を北東へ進む経路でも、仙台は中心の南東側で南寄りの風になります。誤り ④⑤ (d)(e) 日本海側から東へ進む経路では高田が中心に近くなり、高田で強い風や大きな風向の変化が出るはずです。誤り 【ポイント】 台風の中心に向かって反時計回りに吹き込む風を考え、「中心は、風下を向いて左手前方にある」(北半球)と見ると経路を推定しやすくなります。

出典:令和4年度第1回(第58回)気象予報士試験 学科試験(予報業務に関する専門知識)問3(一般財団法人気象業務支援センター 公表・許諾を得て掲載)出典元ページ

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