日本に影響を及ぼす台風によって発生する災害について述べた次の文(a)〜(c)の正誤の組み合わせとして正しいものを、下記の…
専門知識 専門知識 問12
日本に影響を及ぼす台風によって発生する災害について述べた次の文(a)〜(c)の正誤の組み合わせとして正しいものを、下記の①〜⑤の中から1つ選べ。(a) 台風が沿岸に接近する際には、気圧の低下によって海水が吸い上げられる効果(吸い上げ効果)や、強風が岸に向かって吹いて海水が岸に寄せられる効果(吹き寄せ効果)、波浪が沿岸に到達してくずれる砕波による効果(波浪効果)などにより、沿岸で潮位が上昇する。(b) 台風が日本のはるか南の海上にある場合でも、台風によって発生した波がうねりとなって日本の太平洋沿岸まで伝わってくることがある。うねりは水深の浅いところでは風浪よりも海底の影響を受けやすく、海岸付近で急激に高波になることがある。(c) 高潮が河口から河川を遡り、被害が発生するおそれがある場合、海岸から離れた地域に対しても高潮警報や高潮注意報が発表される。
- ①(a): 正 (b): 正 (c): 正
- ②(a): 正 (b): 正 (c): 誤
- ③(a): 正 (b): 誤 (c): 正
- ④(a): 誤 (b): 正 (c): 誤
- ⑤(a): 誤 (b): 誤 (c): 誤
正答 ①
正答は ①。(a)・(b)・(c) はすべて正しい記述です。
【記述ごとの正誤】
(a) 正しい。高潮は、気圧の低下による海面の吸い上げ(1hPa の低下で約1cm)、陸に向かって吹く強風による海水の吹き寄せ(風速の2乗に比例)、砕波によって沿岸の平均水位が上がる効果(ウェーブセットアップ)などで起こります。
(b) 正しい。台風がはるか南の海上にあっても、台風の周りで発生した波がうねりとなって遠く日本の太平洋沿岸まで伝わってくることがあります。うねりは波長が長いため、風浪より深い所から海底の影響を受けて、浅い海岸付近で急に波高が高くなることがあります(土用波など)。
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(c) 正しい。高潮が河口から川をさかのぼって被害が出るおそれがある場合には、海岸から離れた地域にも高潮警報・注意報が発表されます。
【ポイント】
高潮の要因は「吸い上げ」「吹き寄せ」「波浪(ウェーブセットアップ)」の三つです。満潮と重なると被害が大きくなります。
出典:令和4年度第2回(第59回)気象予報士試験 学科試験(予報業務に関する専門知識)問12(一般財団法人気象業務支援センター 公表・許諾を得て掲載)出典元ページ
最終更新日
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