表はある期間の予報区A、Bにおける、1mm以上の降水の有無の予報、降水の確率予報および実況を示したものである。これらの予…
専門知識 専門知識 問14
表はある期間の予報区A、Bにおける、1mm以上の降水の有無の予報、降水の確率予報および実況を示したものである。これらの予報の評価について述べた次の文(a)〜(c)の正誤の組み合わせとして正しいものを、下記の①〜⑤の中から1つ選べ。ただし、実況の「降水あり(●)」は予報区内のすべての地点で降水(1mm以上)があったものとし、「降水なし(○)」は予報区内のすべての地点で降水(1mm以上)がなかったものとする。(a) この期間の降水の有無の適中率は、予報区Bの方が予報区Aより高い。(b) この期間の降水ありの予報のスレットスコアは、予報区Aと予報区Bで同じである。(c) この期間の降水確率予報をブライアスコアを使って評価すると、予報区Bの方が予報区Aより予報精度が高い。
- ①(a): 正 (b): 正 (c): 正
- ②(a): 正 (b): 正 (c): 誤
- ③(a): 正 (b): 誤 (c): 誤
- ④(a): 誤 (b): 正 (c): 誤
- ⑤(a): 誤 (b): 誤 (c): 正
正答 ②
正答は ②。(a) 正・(b) 正・(c) 誤 の組み合わせです。
【表の読み】
予報区A:予報 ○○●●●●●、確率 0・0・50・100・100・50・100%、実況 ○●○●●○●
予報区B:予報 ○○○●●●○、確率 0・0・0・50・100・50・0%、実況 ○○●●●○○
【(a) 適中率】
A:予報と実況が一致したのは1・4・5・7日の4日で、4/7≒0.57
B:一致したのは1・2・4・5・7日の5日で、5/7≒0.71
B の方が高いので正しい記述です。
解説の続きをみる続きを閉じる
【(b) スレットスコア】
スレットスコア=適中した「あり」の数 ÷(「あり」の予報数+「あり」を見逃した数)
A:あり予報で降った(4・5・7日)3、空振り(3・6日)2、見逃し(2日)1 → 3/(3+2+1)=0.5
B:あり予報で降った(4・5日)2、空振り(6日)1、見逃し(3日)1 → 2/(2+1+1)=0.5
同じなので正しい記述です。
【(c) ブライアスコア】
ブライアスコア=(確率予報−実況(あり1・なし0))² の平均。値が小さいほど精度が高い。
A:0+1+0.25+0+0+0.25+0=1.5 → 1.5/7≒0.21
B:0+0+1+0.25+0+0.25+0=1.5 → 1.5/7≒0.21
同じ値なので、B の方が精度が高いとはいえません。誤りです。
【ポイント】
ブライアスコアは 0 が完全な予報で、小さいほど良い指標です。大小の向きを取り違えないようにしましょう。
出典:令和4年度第2回(第59回)気象予報士試験 学科試験(予報業務に関する専門知識)問14(一般財団法人気象業務支援センター 公表・許諾を得て掲載)出典元ページ
最終更新日
「専門知識」のほかの問題
- 令和5年度第1回(第60回) 専門知識 問12気象庁が発表する特別警報、警報、注意報について述べた次の文(a)〜(c)の下線部の正誤の
- 令和6年度第1回(第62回) 専門知識 問2気象庁のウィンドプロファイラは、真上および真上から東西南北に10°程度傾けた、5つの方向
- 令和6年度第2回(第63回) 専門知識 問7気象庁が発表している解析積雪深・降雪短時間予報について述べた次の文(a)〜(d)の下線部
- 令和7年度第1回(第64回) 専門知識 問12ある民間気象会社が「日最大1 時間降水量が20mm 以上となる強い雨」の発生を予測するた
- 令和8年度第1回(第66回) 専門知識 問2気象庁が行っているラジオゾンデを用いた高層気象観測について述べた次の文(a)〜(c)の下
- 令和4年度第1回(第58回) 専門知識 問7気象庁が発表している降水短時間予報について述べた次の文(a)〜(d)の正誤の組み合わせと
スポンサーリンク


