甲マンションにおいては、建物の一部の階段室に手すりを設置することを議案とする集会を開催することとなった。この場合に関する…

管理組合の運営 第4問

甲マンションにおいては、建物の一部の階段室に手すりを設置することを議案とする集会を開催することとなった。この場合に関する次の記述のうち、区分所有法の規定によれば、正しいものはどれか。

正答 (3)
正答は (3)。 【前提】 階段室に手すりを設置する工事は、建物の基本的構造部分の加工を伴わない限り、形状又は効用の著しい変更を伴わない共用部分の変更(軽微変更)にあたり、共用部分の管理に関する事項として扱われます(区分所有法第17条第1項かっこ書、第18条第1項)。 【(1) 誤り】 第35条第5項により議案の要領の通知が必要となるのは、共用部分の重大な変更(第17条第1項)、規約の設定・変更・廃止などの決議事項に限られます。軽微変更はこれにあたらず、議案の要領を通知する必要はありません。本肢は誤りです。
解説の続きをみる続きを閉じる
【(2) 誤り】 軽微変更は、規約に別段の定めがない限り、集会の普通決議(区分所有者及び議決権の各過半数、第39条第1項)で決します。各4分の3以上の特別決議は必要ありません。本肢は誤りです。 【(3) 正しい。これが正答】 第35条第2項は、専有部分が数人の共有に属するときは、招集の通知は、議決権を行使すべき者(その者がないときは、共有者の一人)にすれば足りるとしています。正しい記述です。 【(4) 誤り】 第18条第3項で準用する第17条第2項は、共用部分の管理が専有部分の使用に「特別の影響を及ぼすべきとき」に、その専有部分の所有者の承諾を求めています。手すりの設置が隣接する専有部分の使用に特別の影響を及ぼさないのであれば承諾は不要で、承諾がないことで常に決議が無効になるわけではありません。本肢は誤りです。 ※2026年10月時点では、2025年の改正により、招集通知にはすべての議題について議案の要領を示すこととされ、普通決議も出席者を基準とするものに改められています(第35条第1項、第39条第1項)。

出典:令和7年度 マンション管理士試験問題 問4(公益財団法人 マンション管理センター 公表)出典元ページ

最終更新日

この回を通しで解く この分野を年度横断で解く

「管理組合の運営」のほかの問題

  1. 令和元年度 第11問大規模な火災、震災その他の災害で政令で定めるものにより区分所有建物の一部が滅失した場合に
  2. 令和2年度 第49問次の記述は、「マンションの管理の適正化に関する指針」(最終改正平成28 年3月14 日国
  3. 令和4年度 第5問次に掲げる事項のうち、区分所有法の規定によれば、管理者の職務(区分所有者を代理するものも
  4. 令和5年度 第3問共用部分等の管理及び変更に関する次の記述のうち、区分所有法の規定によれば、正しいものはい
  5. 令和5年度 第18問滞納となっている管理費の回収のため、管理者が、区分所有法第7条の先取特権(この問いにおい
  6. 令和6年度 第8問甲マンションの区分所有者Aは、長期間にわたって管理費等を滞納し、管理組合の運営に重大な支

問題文・解答の修正依頼

スポンサーリンク