タービン・エンジンの熱力学に関する説明で(A)~(D)のうち正しいものはいくつあるか。 (1)~(5)の中から選べ。…
タービン発動機 第5問
タービン・エンジンの熱力学に関する説明で(A)~(D)のうち正しいものはいくつあるか。 (1)~(5)の中から選べ。(A)1 g の気体の温度を 1 ℃ 上昇させるのに必要な熱量を比熱という。(B)定圧比熱の方が定容比熱より大きい。(C)熱効率とは高熱源の熱量に対して仕事に変換された割合をいう。(D)オットー・サイクルはタービン・エンジンの基本サイクルである。
- (1)1
- (2)2
- (3)3
- (4)4
- (5)無し
正答 (2)
正答は (2)。正しいのは(B)(C)の二つです。
(A)誤り。同じ型の過去の問題では、比熱を 1 kg の物質の温度を1℃(1K)上げるのに必要な熱量として扱い、「1 g」とした記述は一貫して誤りの扱いです(物理では 1 g あたりで表す比熱(cal/g℃)も使われますが、1 g とした形を誤りとする理由は設問では示されていません)。気体では、圧力を一定にして温めるか、容積を一定にして温めるかで値が違う(定圧比熱・定容比熱)ことを区別します。(B)正しい。圧力一定で温めると、気体は膨張して外部に仕事をするので、その分だけ多くの熱が要ります。そのため定圧比熱 Cp は定容比熱 Cv より大きく、比熱比 κ=Cp/Cv は1より大きくなります(空気で約1.4)。(C)正しい。熱効率は、高熱源から受け取った熱量のうち、仕事に変換された割合です。(D)誤り。タービン・エンジンの基本サイクルはブレイトン・サイクル(定圧サイクル)です。オットー・サイクル(定容サイクル)はガソリンのピストン・エンジンの基本サイクルです。
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【基本サイクルの対応】
オットー・サイクル ピストン・エンジン(定容サイクル)
ディーゼル・サイクル 低速ディーゼル(定圧サイクル)
ブレイトン・サイクル タービン・エンジン(定圧での加熱と放熱)
出典:令和5年3月期 航空従事者学科試験 二等航空整備士(回転翼) タービン発動機 問5(国土交通省 公表)出典元ページ
最終更新日
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