図1 に示すインピーダンスŻ1及びŻ2の積が周波数と無関係になり、抵抗をR〔Ω〕としたときにŻ1Ż2 = R² …
無線工学の基礎 無線工学の基礎 A-8
図1 に示すインピーダンスŻ1及びŻ2の積が周波数と無関係になり、抵抗をR〔Ω〕としたときにŻ1Ż2 = R² の関係が成り立つとき、それらの回路は互いにR〔Ω〕に対する逆回路であるという。いま、図2 に示す回路のR = 600〔Ω〕に対する逆回路が図3 に示す回路であるとき、自己インダクタンスL1、静電容量C1 及びC2 の値の組合せとして、正しいものを下の番号から選べ。
- (1)L1: 0.6 〔mH〕 C1: 0.01 〔μF〕 C2: 0.005 〔μF〕
- (2)L1: 0.6 〔mH〕 C1: 0.06 〔μF〕 C2: 0.005 〔μF〕
- (3)L1: 3.6 〔mH〕 C1: 0.01 〔μF〕 C2: 0.015 〔μF〕
- (4)L1: 3.6 〔mH〕 C1: 0.01 〔μF〕 C2: 0.005 〔μF〕
- (5)L1: 3.6 〔mH〕 C1: 0.06 〔μF〕 C2: 0.015 〔μF〕
正答 (3)
正答は (3)。逆回路はL'=CR2、C'=L/R2で、L1=C0R2=3.6mH、C1=0.01μF、C2=0.015μFです。
逆回路の作り方は、直列↔並列を入れ替え、Lは容量 L/R2 に、Cはインダクタンス CR2 に置き換えます(R2=6002=3.6×105)。
図2は「LAとC0の直列」と「LB」の並列です。逆回路は「(LA→容量)と(C0→インダクタンス)の並列」と「(LB→容量)」の直列で、図3の形と一致します。
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L1=C0R2=0.01×10-6×3.6×105=3.6×10-3〔H〕=3.6〔mH〕
C1=LA/R2=3.6×10-3/3.6×105=1×10-8〔F〕=0.01〔μF〕
C2=LB/R2=5.4×10-3/3.6×105=1.5×10-8〔F〕=0.015〔μF〕
【ほかの選択肢】
(1) L1の0.6mH、C2の0.005μFが誤り
(2) L1・C1・C2のすべてが誤り
(4) C2の0.005μFが誤り
(5) C1の0.06μFが誤り
【見分け方】
Z1Z2=R2 から、jωL×(1/jωC')=L/C'=R2 で C'=L/R2 と導けます。
出典:2026年(令和8年)1月期 第一級陸上無線技術士 無線工学の基礎 A-8(公益財団法人日本無線協会 公表)出典元ページ
最終更新日
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