次の記述は、対地静止衛星を利用する通信について述べたものである。このうち誤っているものを下の番号から選べ。…

無線工学A 無線工学A 〔1〕

次の記述は、対地静止衛星を利用する通信について述べたものである。このうち誤っているものを下の番号から選べ。

正答 (4)
正答は (4)。これが誤りです。 【結論】 10GHz を超える周波数帯(Ku帯・Ka帯など)では、雨滴による吸収と散乱で電波が大きく減衰します。これを降雨減衰といい、周波数が高いほど、また雨が強いほど大きくなります。「降雨による減衰が少ない」とする (4) は逆で、誤りです。10GHz 以上を使う衛星回線では、降雨減衰の分だけ回線設計に余裕(マージン)を持たせます。 【ほかの選択肢】 (1) 静止衛星は赤道上空約36,000km にあり、1機で地球の約3分の1を見通せます。3機を120度おきに置けば、極地域を除くほとんどの地域を覆えます 正しい
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(2) 春分・秋分のころ、衛星が地球の影に入る衛星食が起こり、太陽電池が発電しません。その間は蓄電池から電力を供給します 正しい (3) アップリンクとダウンリンクには、互いに干渉しないよう異なる周波数を対にして使います(例:6GHz/4GHz、14GHz/12GHz) 正しい (5) 伝搬距離は 37,500 + 37,500 = 75,000〔km〕です。遅延は 75,000 × 10³ ÷ (3 × 10⁸) = 0.25〔秒〕です 正しい 【関連する知識】 静止衛星を経由すると片道で約0.25秒の遅延があるため、電話では相手の応答が遅れて聞こえたり、エコーが目立ったりします。エコーキャンセラなどで対策します。

出典:2025年(令和7年)10月期 第一級陸上特殊無線技士 無線工学A 〔1〕(公益財団法人日本無線協会 公表)出典元ページ

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