次の記述は、直交周波数分割多重(OFDM)伝送方式の一般的な特徴について述べたものである。このうち誤っているものを下の番…
無線工学A 無線工学A 〔8〕
次の記述は、直交周波数分割多重(OFDM)伝送方式の一般的な特徴について述べたものである。このうち誤っているものを下の番号から選べ。
- (1)サブキャリアの周波数間隔⊿f は、有効シンボル期間長(変調シンボル長) Ts の逆数と等しく(⊿f = 1 / Ts )なっている。
- (2)高速のビット列を多数のサブキャリアを用いて周波数軸上で分割して伝送することで、サブキャリア1 波当たりのシンボルレートを低くできる。
- (3)ガードインターバルにより、マルチパスによる遅延波が原因で起きるシンボル間干渉を効果的に軽減することができる。
- (4)受信側ではガードインターバルを含むOFDM シンボルから、有効シンボルを取り出す。
- (5)OFDM 伝送方式を用いると、一般にシングルキャリアをデジタル変調した場合に比べて、マルチパスによる遅延波の影響を受け易い。
正答 (5)
正答は (5)。これが誤りです。
【結論】
OFDM は、データを多数のサブキャリアに分けて並列に送るので、サブキャリア1波当たりのシンボル期間が長くなります。さらにガードインターバルを付けるので、遅延波が届いてもシンボル間干渉が起きにくくなります。そのため OFDM は、シングルキャリアのデジタル変調に比べて、マルチパスによる遅延波の影響を受けにくい方式です。「受け易い」とする (5) は逆で、誤りです。
【ほかの選択肢】
(1) 各サブキャリアが互いに直交するように、周波数間隔 ⊿f を有効シンボル長 Ts の逆数にします 正しい
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(2) 高速のビット列を多数のサブキャリアに振り分けるので、1波当たりのシンボルレートは低くなります 正しい
(3) ガードインターバルの長さより短い遅延波であれば、シンボル間干渉を防げます 正しい
(4) 受信側では、OFDM シンボルからガードインターバルの部分を取り除いて有効シンボルを取り出し、復調します 正しい
【関連する知識】
ガードインターバルは、有効シンボルの後ろの部分を写して前に付けたもので、送信側で付加されます。地上デジタルテレビ放送や無線LAN、LTE などで使われています。
出典:2025年(令和7年)10月期 第一級陸上特殊無線技士 無線工学A 〔8〕(公益財団法人日本無線協会 公表)出典元ページ
最終更新日
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