次の記述は、16QAM について述べたものである。[ ]内に入れるべき字句の正しい組合せを下の番号から選べ。…
無線工学B 無線工学B 〔9〕
次の記述は、16QAM について述べたものである。[ ]内に入れるべき字句の正しい組合せを下の番号から選べ。(1) 16QAM は、周波数が等しく位相が π/ 2〔rad〕異なる直交する2 つの搬送波を、それぞれ[A]のレベルを持つ信号で変調し、それらを合成することにより得られる。(2) 一般的に、16QAM をQPSK と比較すると、16QAM の方が周波数利用効率が[B]。また、16QAM は、振幅方向にも情報が含まれているため、伝送路におけるノイズやフェージングなどの影響を[C]。
- (1)A: 4 値 B: 低い C: 受けやすい
- (2)A: 4 値 B: 高い C: 受けにくい
- (3)A: 4 値 B: 高い C: 受けやすい
- (4)A: 16 値 B: 低い C: 受けにくい
- (5)A: 16 値 B: 高い C: 受けやすい
正答 (3)
正答は (3)。
【結論】
A 16QAM は、位相が π/2 ずれた2つの搬送波を、それぞれ4値のレベルの信号で変調して合成します。4値 × 4値 = 16 の信号点ができます
B 16QAM は1シンボルで4ビット、QPSK は2ビットを送れます。同じ帯域で2倍の情報を送れるので、16QAM の方が周波数利用効率が高くなります
C 16QAM は振幅にも情報を載せているので、ノイズやフェージングで振幅が変わると、隣の信号点と誤りやすくなります。つまり影響を受けやすくなります
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したがって「4値・高い・受けやすい」の (3) です。
【誤りの選択肢】
(4) (5) 各搬送波を16値で変調すると、16 × 16 = 256 点になります
(1) (4) 16QAM の方が1シンボルで多くのビットを送れるので、周波数利用効率は高くなります
(2) (4) 振幅方向にも情報があるので、ノイズやフェージングの影響を受けやすくなります
【関連する知識】
多値数を増やすほど周波数利用効率は上がりますが、信号点の間隔が狭くなり、誤りが増えやすくなります。伝送路の状態に応じて変調方式を切り替える適応変調が使われます。
出典:2025年(令和7年)10月期 第一級陸上特殊無線技士 無線工学B 〔9〕(公益財団法人日本無線協会 公表)出典元ページ
最終更新日
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