次の記述は、デジタル信号の復調(検波)方式について述べたものである。[ ]内に入れるべき字句の正しい組合せを下の番号か…
無線工学A 無線工学A 〔9〕
次の記述は、デジタル信号の復調(検波)方式について述べたものである。[ ]内に入れるべき字句の正しい組合せを下の番号から選べ。(1) 一般に、搬送波電力対雑音電力比(C/N)が同じとき、理論上では遅延検波は同期検波に比べ、符号誤り率が[A]。(2) 遅延検波は、1シンボル[B]の変調されている搬送波を基準信号として位相差を検出する方式である。
- (1)A: 小さい B: 後
- (2)A: 小さい B: 前
- (3)A: 大きい B: 後
- (4)A: 大きい B: 前
正答 (4)
正答は (4)。
【結論】
A C/N が同じとき、理論上の符号誤り率は、遅延検波のほうが同期検波より大きくなります(大きい)
B 遅延検波は、1シンボル前の受信信号(変調されている搬送波)を基準信号とし、いまのシンボルとの位相差を検出します(前)
同期検波は、受信信号から雑音の少ない基準搬送波を再生して使います。遅延検波は、雑音を含んだ1シンボル前の受信信号をそのまま基準にするので、そのぶん誤りが増えます。その代わり搬送波再生回路が要らず、回路が簡単です。
【誤りの選択肢】
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(1) (2) 遅延検波は同期検波より符号誤り率が大きくなります。「小さい」は逆です
(1) (3) 基準にするのはまだ届いていない「後」のシンボルではなく、すでに受信した1シンボル「前」の信号です
【関連する知識】
遅延検波では、送信側で情報を「前のシンボルとの位相差」に載せておく必要があります(差動符号化)。BPSKにこれを組み合わせたものを DBPSK といいます。
出典:2026年(令和8年)6月期 第一級陸上特殊無線技士 無線工学A 〔9〕(公益財団法人日本無線協会 公表)出典元ページ
最終更新日
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