次のうち,この認定によりAさんが受けたものとして,正しいものを2 つ選びなさい。…

精神障害者の生活支援システム 第79問

〔事例〕Aさん(40 歳,男性)は,20 代後半にうつ病で通院したことがある。その後,回復してIT企業に就職し,仕事に懸命に取り組んでいた。ところが,最近,Aさんが開発したソフトウェアの不具合が複数発生したため対応に追われ,疲労困憊し,食欲不振や不眠も現れ,ふさぎ込むようになった。心配した妻に連れられて,かつて通院していたY精神科病院を受診した。Aさんは,診察の際に医師に,「死にたい」と言っており,うつ病の再発と診断されたため,休職して入院した。Y精神科病院のB精神保健福祉士が,Aさんに詳しく話を聞くと,「ここ数か月は毎日残業で,休日にも出勤していた」と話した。そこで,妻に,最近1 か月の時間外労働の時間数を職場に確認してもらったところ,160 時間を超えていることが分かった。B精神保健福祉士は,この状況は,ある社会保険制度の「心理的負荷による精神障害の認定基準」(以下,認定基準)に該当するのではないかと考え,Aさんにこの制度の説明をしたところ,申請の意思が示されたため,必要書類を一緒に準備し,Z機関に提出した。入院中のAさんは,責任感や経済的な理由から復職を急いでおり,病状が安定しない日が続いたが,2 か月後,Z機関から「認定基準」に該当すると認定された。次のうち,この認定によりAさんが受けたものとして,正しいものを2 つ選びなさい。

正答 (1)(4)
正答は (1)と(4)。正しいのはこの2つです。 労災と認定されたAさんは、労災保険から次の給付を受けられます。 (1) 療養補償給付:業務上の病気の治療(入院・通院)の費用が 給付されます。自己負担はありません。 (4) 休業補償給付:療養のために働けず賃金を受けられない日の4日目 から、休業1日につき給付基礎日額の60%が支給されます (このほか休業特別支給金20%)。 【ほかの選択肢】 (2) 傷病手当金は健康保険の給付で、業務外の病気・けがが対象です。 労災と認定されたものには支給されません。 誤り
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(3) 障害補償年金は、症状が固定(治ゆ)した後に、一定以上の障害が 残った場合の給付です。Aさんはまだ治療中です。 誤り (5) 障害補償一時金も、症状が固定した後に障害が残った場合の 給付です(障害等級8〜14級)。 誤り

出典:精神保健福祉士国家試験 第26回(令和5年度)(公益財団法人 社会福祉振興・試験センター 公表試験問題)出典元ページ

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