次の記述のうち,U機関の職場復帰支援として,正しいものを1 つ選びなさい。…

精神障害者の生活支援システム 第80問

〔事例〕Aさん(40 歳,男性)は,20 代後半にうつ病で通院したことがある。その後,回復してIT企業に就職し,仕事に懸命に取り組んでいた。ところが,最近,Aさんが開発したソフトウェアの不具合が複数発生したため対応に追われ,疲労困憊し,食欲不振や不眠も現れ,ふさぎ込むようになった。心配した妻に連れられて,かつて通院していたY精神科病院を受診した。Aさんは,診察の際に医師に,「死にたい」と言っており,うつ病の再発と診断されたため,休職して入院した。Y精神科病院のB精神保健福祉士が,Aさんに詳しく話を聞くと,「ここ数か月は毎日残業で,休日にも出勤していた」と話した。そこで,妻に,最近1 か月の時間外労働の時間数を職場に確認してもらったところ,160 時間を超えていることが分かった。B精神保健福祉士は,この状況は,ある社会保険制度の「心理的負荷による精神障害の認定基準」(以下,認定基準)に該当するのではないかと考え,Aさんにこの制度の説明をしたところ,申請の意思が示されたため,必要書類を一緒に準備し,Z機関に提出した。入院中のAさんは,責任感や経済的な理由から復職を急いでおり,病状が安定しない日が続いたが,2 か月後,Z機関から「認定基準」に該当すると認定された。その後,Aさんは1 か月ほどで退院することができた。退院してから半年がたち,通院中のAさんからB精神保健福祉士は復職の相談を受けた。その中で,「復職を主治医に相談したところ,賛同してくれた。ただし,職場には時間外労働の在り方について考えてもらわなければいけないと言っていた」「今後は体調を崩さないように,今の自分に合った働き方を考えたい」などの言葉が聞かれたため,B精神保健福祉士は,U機関による精神障害者総合雇用支援の職場復帰支援の利用をAさんと一緒に検討することとなった。次の記述のうち,U機関の職場復帰支援として,正しいものを1 つ選びなさい。

正答 (3)
正答は (3)。正しいのはこれです。 精神障害者総合雇用支援の職場復帰支援(リワーク支援)を行うU機関は、地域障害者職業センターです。休職中の人の職場復帰を支えるため、本人への支援だけでなく、雇用している事業主にも、職場復帰の受け入れの準備や、労働条件の調整などの助言・支援を行います。Aさんの主治医が「職場には時間外労働の在り方について考えてもらわなければ」と述べている点にも、事業主への支援が役立ちます。 【ほかの選択肢】 (1) リワーク支援の対象は、休職中で、復職先の事業主の協力が 得られる人です。離職者は対象ではありません。 誤り
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(2) 標準的な支援の期間は12〜16週です。1年間ではありません。 誤り (4) この支援は雇用保険の事業として行われるため、雇用保険が 適用されない公務員は対象になりません。 誤り (5) 障害者総合支援法の自立支援給付ではなく、障害者雇用促進法に 基づく職業リハビリテーションのサービスです。 誤り

出典:精神保健福祉士国家試験 第26回(令和5年度)(公益財団法人 社会福祉振興・試験センター 公表試験問題)出典元ページ

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