次の記述のうち,囚人のジレンマに関する説明として,最も適切なものを1 つ選びなさい。…
社会理論と社会システム 第21問
次の記述のうち,囚人のジレンマに関する説明として,最も適切なものを1 つ選びなさい。
- (1)協力し合うことが互いの利益になるにもかかわらず,非協力への個人的誘因が存在する状況。
- (2)一人の人間が二つの矛盾した命令を受けて,身動きがとれない状況。
- (3)相手のことをよく知らない人同士が,お互いの行為をすれ違いなく了解している状況。
- (4)非協力的行動には罰を,協力的行動には報酬を与えることで,協力的行動が促される状況。
- (5)公共財の供給に貢献せずに,それを利用するだけの成員が生まれる状況。
正答 (1)
正答は (1)。囚人のジレンマの説明はこれです。
囚人のジレンマは、ゲーム理論の代表例です。2人がともに協力(黙秘)すれば双方にとってよい結果になるのに、相手の出方にかかわらず自分だけは裏切る(自白する)ほうが得になるため、結果として双方が非協力を選び、互いに悪い結果になる状況を指します。
【ほかの選択肢】
(2) 矛盾した2つの命令を受けて身動きがとれなくなるのは、
ベイトソンのダブルバインド(二重拘束)です。 誤り
(3) 相手をよく知らなくても互いの行為を了解できている状況は、
協力と非協力の葛藤を表す囚人のジレンマの説明ではありません。
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誤り
(4) 罰と報酬で協力を促すのは、ジレンマを解くための
選択的誘因の考え方で、ジレンマそのものの説明ではありません。
誤り
(5) 費用を負担せずに公共財を利用する成員が生まれるのは、
フリーライダー(ただ乗り)問題です。 誤り
出典:社会福祉士国家試験 第36回(令和5年度)(公益財団法人 社会福祉振興・試験センター 公表試験問題)出典元ページ
最終更新日
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