91 歳の男性。家族からの希望があり、歯科訪問診療を行った。高齢者施設に入所中である。意思の疎通は可能で歯科治療に協力的…
B問題 第39問
91 歳の男性。家族からの希望があり、歯科訪問診療を行った。高齢者施設に入所中である。意思の疎通は可能で歯科治療に協力的であるが、すべてのBDR 指標は全介助である。食形態はミキサー食であり、むせることはなく全量を摂取しているという。初診時の口腔内写真(別冊No. 14A)と使用中の義歯の写真(別冊No. 14B)を別に示す。まず行うのはどれか。1 つ選べ。
- (1)粘膜調整
- (2)きざみ食への変更
- (3)義歯の適合性改善
- (4)上顎前歯部の歯冠補綴
- (5)介護者への口腔清掃指導
正答 (5)
正答は (5)。歯面と義歯に多量の歯垢と食渣が付いており、全介助の人なので、まず介護者に口腔清掃のしかたを伝えます。
【見るところ】
写真Aでは残っている歯や冠の周りに黄白色の歯垢・食渣が厚く付き、歯肉も赤くなっています。写真Bの部分床義歯にも汚れが付いています。
BDR指標がすべて全介助なので、本人は歯みがき・義歯の着脱・うがいができません。口腔の清掃は日々の介護者が担うので、清掃の方法と義歯の扱いを指導することが最初です。ミキサー食をむせずに全量食べており、食形態や義歯を急いで変える理由はありません。
解説の続きをみる続きを閉じる
【ほかの選択肢】
(1) 粘膜調整は粘膜の傷や義歯の不適合がはっきりしてから行うので 誤り
(2) きざみ食はミキサー食より難しい形態で、根拠なく変えるのは危ないので 誤り
(3) 義歯の適合性の改善は清掃の改善の後で考えるので 誤り
(4) 上顎前歯の歯冠補綴は優先度が低く、まず行う処置ではないので 誤り
出典:2023年(令和5年) 歯科医師国家試験 問39(厚生労働省 公表)出典元ページ
最終更新日
「B問題」のほかの問題
- 2025年(令和7年) 第52問唾液腺に潜伏するヒトヘルペスウイルス〈HHV〉はどれか。1 つ選べ。
- 2025年(令和7年) 第80問口内法エックス線画像(別冊No. 26)を別に示す。矢印で示すのはどれか。1 つ選べ。
- 2024年(令和6年) 第18問ある検査機器の装着時の写真(別冊No. 2)を別に示す。判断できるのはどれか。1 つ選べ
- 2024年(令和6年) 第45問口腔内スキャナーによる光学印象採得で省略できるのはどれか。1 つ選べ。
- 2024年(令和6年) 第81問下顎骨を形成する鰓弓〈咽頭弓〉から発生するのはどれか。1 つ選べ。
- 2025年(令和7年) 第17問労働衛生の3 管理における作業管理の目的はどれか。1 つ選べ。
スポンサーリンク



