疾患とプリズムでの矯正方法の組合せで正しいのはどれか。…
午前 第53問
疾患とプリズムでの矯正方法の組合せで正しいのはどれか。
正答 (4)
正答は (4)。正しい組合せは「左 Duane 症候群Ⅰ型 ― 左眼基底外方」です。
Duane 症候群Ⅰ型は外転が制限され、内転時に眼球後退と瞼裂狭小がみられる病気です。正面視で内斜視があると、患眼の向き(左)へ顔を回す頭位をとります。内斜視の矯正には基底外方のプリズムを使うので、左眼に基底外方の組合せは正しい。
【ほかの選択肢】
(1) 交代性上斜位 ― 両眼基底下方 誤り
交代性上斜位は、融像がはずれると左右どちらの眼も上転する特殊な偏位で、ふつうの上下斜視のように一定の量のプリズムでは矯正できません。両眼に同じ量の基底下方のプリズムを入れると、上下の効果は打ち消し合います。
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(2) 右外転神経麻痺 ― 右眼基底内方 誤り
外転神経麻痺は内斜視になるので、矯正は基底外方です。
(3) 後天共同性内斜視 ― 両眼基底内方 誤り
内斜視なので、両眼に基底外方のプリズムを分けて入れます。
(5) 右方静止位の先天眼振 ― 両眼基底内方 誤り
右方に静止位があると、左へ顔を回して眼を右に向けた位置で見ます。正面を向いたまま眼を右に向けるには、両眼ともプリズムの頂点を右に向ける(右眼は基底内方、左眼は基底外方)むき運動プリズム(version prism)を使います。両眼基底内方は開散を促すプリズムで、静止位を正面に移すことにはなりません。
【プリズムの向きの決まり】
像はプリズムの頂点の側へずれ、眼は頂点の側へ動きます。斜視の矯正では、基底を偏位と逆の側(内斜視なら外方、上斜視なら下方)に置きます。
出典:2024年(令和6年) 視能訓練士国家試験 問53(厚生労働省 公表)出典元ページ
最終更新日
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