次の記述について(a)~(d)のうち、正しいものはいくつあるか。(1)~(5)の中から選べ。…
航空工学 第8問
次の記述について(a)~(d)のうち、正しいものはいくつあるか。(1)~(5)の中から選べ。(a)翼面積は同じで翼幅を2倍にした場合、アスペクト比は2倍になる。(b)重量3,000lb・翼面積15㎡の飛行機が、バンク角60度で定常水平旋回を行った場合の荷重倍数は1.4倍である。(c)水平定常飛行時の失速速度96ktの飛行機が、バンク角60度で定常水平旋回をしている。この時の失速速度は121ktである。(d)降下中に静圧孔が閉塞したときの高度計は実際より高く、速度計は実際より大きく指示する。
- (1)1
- (2)2
- (3)3
- (4)4
- (5)なし
正答 (1)
正答は (1)。正しいのは(d)だけで、静圧孔が詰まったまま降下すると高度計は高く、速度計は大きく指示します。
(a)誤り。アスペクト比=翼幅²÷翼面積なので、面積が同じで翼幅が2倍なら4倍になります。(b)誤り。定常水平旋回の荷重倍数は1/cosθで、60度なら1/0.5=2倍です。重量や翼面積には関係しません。(c)誤り。旋回中の失速速度は水平飛行の√n倍で、96×√2≒136ktです。(d)正しい。静圧孔が詰まると、計器の静圧は詰まった高度の低い気圧のままです。高度計は詰まった時の高い高度を指し続け、速度計は(全圧-低いままの静圧)を測るので実際より大きく指示します。
【覚え方】
静圧孔の閉塞で、降下中の速度計は「大きく」、上昇中は「小さく」指示します。
出典:令和4年3月期 航空従事者学科試験 定期運送用操縦士(飛行機) 航空工学 問8(国土交通省 公表)出典元ページ
最終更新日
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