皮膚粘膜眼症候群に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせを下から一つ選びなさい。…

人体の働きと医薬品 第34問

皮膚粘膜眼症候群に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせを下から一つ選びなさい。ア 発症の可能性がある医薬品の種類が多いため、発症の予測は極めて困難である。イ スティーブンス・ジョンソン症候群(SJS)とも呼ばれる。ウ 38℃以上の高熱を伴って、発疹・発赤、火傷様の水疱等の激しい症状が比較的短時間のうちに全身の皮膚、口、眼等の粘膜に現れる病態である。エ 一旦発症すると多臓器障害の合併症等により致命的な転帰をたどることがある。

正答 (1)
正答は (1)。(ア)から(エ)まで、すべて正しい記述です。 【(ア)正しい ―― 発症の予測は極めて困難】 皮膚粘膜眼症候群は、発症の可能性がある医薬品の種類が多く、発症機序の詳細が明確にされておらず、発症の予測は極めて困難とされています。 発症の時期 …… 医薬品の使用開始後2週間以内に  発症することが多いのですが、1か月以上経ってから起こることもあります。 【(イ)正しい ―― 別名】 スティーブンス・ジョンソン症候群とも呼ばれます。報告した医師の名前に由来する呼び名です。
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【(ウ)正しい ―― 症状】 38度以上の高熱を伴って、発疹・発赤、火傷様の水疱等の激しい症状が比較的短時間のうちに、全身の皮膚、口、眼等の粘膜に現れる病態です。 前駆症状として現れやすいもの  両眼の充血、目やに(眼分泌物)、まぶたの腫れ、目が開けづらい  口唇のただれ、喉の痛み、口の中のただれ、排尿排便時の痛み  高熱、目の充血 販売時の助言 ……  発熱を伴って眼や口の粘膜に異常が現れたら、直ちに使用を中止して受診するよう伝えてください。  これが重篤化を防ぐ最も実際的な助言です。 【(エ)正しい ―― 致命的な転帰】 一旦発症すると、多臓器障害の合併症等により致命的な転帰をたどることがあります。また、皮膚症状が軽快した後も、眼や呼吸器等に障害が残ったりすることがあります。 失明に至ることもある点が、特に重要です。 【中毒性表皮壊死融解症との比較】 皮膚粘膜眼症候群  発生頻度 …… 人口100万人あたり年間1人から6人。  38度以上の高熱。 中毒性表皮壊死融解症(ライエル症候群)  発生頻度 …… 人口100万人あたり年間0.4人から1.2人。  38度以上の高熱を伴い、広範囲の皮膚に発赤が生じ、全身の10パーセント以上に火傷様の水疱、皮膚の剥離、びらん等が認められ、かつ、口唇の発赤・びらん、眼の充血などの症状を伴う病態です。  中毒性表皮壊死融解症の症例の多くは、皮膚粘膜眼症候群の進展型とみられています。 数字の整理 ……  皮膚粘膜眼症候群のほうが頻度が高い(1から6人)、中毒性表皮壊死融解症のほうがまれ(0.4から1.2人)。  「名前が長くて重篤なほうが、まれ」と覚えてください。

出典:登録販売者試験 令和2年度(福岡県 公表問題)出典元ページ

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