骨格系及び筋組織に関する次の記述のうち、正しいものの組み合わせを下から一つ選びなさい。…
人体の働きと医薬品 第30問
骨格系及び筋組織に関する次の記述のうち、正しいものの組み合わせを下から一つ選びなさい。ア 骨の基本構造は、主部となる骨髄、骨髄表面を覆う骨膜、骨髄内部の骨質、骨の接合部にある関節軟骨の四組織からなる。イ 骨には造血機能があり、骨髄で産生される造血幹細胞から赤血球、白血球、血小板が分化することにより、体内に供給する。ウ 平滑筋は、筋線維を顕微鏡で観察すると横縞模様(横紋)が見えるので横紋筋とも呼ばれる。エ 平滑筋は、消化管壁、血管壁、膀胱等に分布し、比較的弱い力で持続的に収縮する特徴がある。
- (1)(ア、イ)
- (2)(ア、ウ)
- (3)(イ、エ)
- (4)(ウ、エ)
正答 (3)
正答は (3)。正しいのは(イ)と(エ)です。
【(ア)が誤り ―― 骨質と骨髄が入れ替わっている】
骨の基本構造は、次の四組織です。
骨質 …… 主部となる部分。
骨膜 …… 骨質の表面を覆う部分。
骨髄 …… 骨質の内部にあり、造血を行う部分。
関節軟骨 …… 骨の接合部にある部分。
設問は「主部となる骨髄」「骨髄内部の骨質」としており、骨質と骨髄をそっくり入れ替えています。骨の硬い部分が骨質、その内側の柔らかい部分が骨髄です。
【(イ)正しい ―― 骨の造血機能】
骨髄で産生される造血幹細胞から、赤血球、白血球、血小板が分化して体内に供給されます。骨には造血のほか、次の働きがあります。
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身体各部の支持 …… 頭部や内臓を支える。
臓器保護 …… 骨格内に臓器を収める。
運動 …… 骨格筋の収縮を効率よく伝える。
貯蔵 …… カルシウムやリンなどの無機質を蓄える。
骨は生きた組織で、骨吸収と骨形成が繰り返され、一定の骨密度が保たれています。
【(ウ)が誤り ―― 横紋筋は平滑筋ではない】
筋線維に横縞模様(横紋)が見えるのは、骨格筋と心筋です。平滑筋には横紋がありません。名前のとおり「平滑」です。
骨格筋 …… 横紋あり。随意筋(自分の意思で動かせる)。
体性神経系(運動神経)が支配。疲労しやすい。
平滑筋 …… 横紋なし。不随意筋。自律神経系が支配。
心筋 …… 横紋あり。不随意筋。自律神経系が支配。
心筋だけが「横紋あり、なのに不随意」という例外である点が急所です。
【(エ)正しい ―― 平滑筋の分布と性質】
平滑筋は消化管壁、血管壁、膀胱などに分布し、比較的弱い力で持続的に収縮する特徴があります。骨格筋が強い力を出せるかわりに疲労しやすいのと、ちょうど対になります。
出典:登録販売者試験 令和元年度(福岡県 公表問題)出典元ページ
最終更新日
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