次の記述は、受信機の各種現象等について述べたものである。このうちFM(F3E)受信機のスレッショルドレベル(限界レベル)…
無線工学 無線工学 A-13
次の記述は、受信機の各種現象等について述べたものである。このうちFM(F3E)受信機のスレッショルドレベル(限界レベル)の一般的な特徴について述べているものを下の番号から選べ。
- (1)受信帯域外の2 波以上の強力な電波が受信機に加わると、各々の周波数の和及び差を周波数とする信号が発生し、この信号が希望信号又は中間周波数と一致すると妨害を受ける。このときの受信帯域外の電波の受信機入力レベルをいう。
- (2)受信機の入力レベルを小さくしていくと、ある値から急激に出力の信号対雑音比(S/N)が低下する現象が現れる。このときの受信機入力レベルをいう。
- (3)受信帯域外に強大なレベルの妨害波が出現した場合、希望信号の出力レベルが低下する現象が現れる。この現象の起こる妨害波の受信機入力レベルをいう。
- (4)受信機から副次的に発する電波が、他の無線設備の機能に支障を与えない限度のレベルをいう。
正答 (2)
正答は (2)。これがスレッショルドレベルの説明です。
【結論】
FM受信機では、入力レベルが十分にあるうちは、振幅制限と周波数弁別の働きで出力の S/N が良く保たれます。入力レベルを下げていくと、ある値を境に雑音が急に増えて S/N が急激に悪くなります。この境目の受信機入力レベルをスレッショルドレベル(限界レベル)といいます。
【ほかの選択肢】
(1) 受信帯域外の2波以上の強い電波から和や差の周波数の信号ができて妨害を受ける現象は、相互変調です。そのときの入力レベルの説明です
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(3) 帯域外の強い妨害波で希望信号の出力が下がる現象は、感度抑圧です
(4) 受信機が副次的に発する電波の許容の限度の説明で、スレッショルドレベルとは関係がありません
【関連する知識】
FMは、スレッショルドレベルより強い入力では AM より S/N が良くなる(FM改善効果)一方、それより弱い入力では急に聞きにくくなるのが特徴です。
出典:2025年(令和7年)11月期 第一級アマチュア無線技士 無線工学 A-13(公益財団法人日本無線協会 公表)出典元ページ
最終更新日
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