次の記述は、図に示す周波数7〔MHz〕及び14〔MHz〕の2 バンド用のトラップ付き半波長ダイポールアンテナについて述べ…
無線工学 無線工学 A-14
次の記述は、図に示す周波数7〔MHz〕及び14〔MHz〕の2 バンド用のトラップ付き半波長ダイポールアンテナについて述べたものである。[ ]内に入れるべき字句の正しい組合せを下の番号から選べ。(1) アンテナを14〔MHz〕で励振したときは、LC 回路(トラップ)が共振してインピーダンスが[A]なり、アンテナエレメントの②の部分は、電気的に切り離された状態となり、①の部分が半波長ダイポールアンテナとして動作する。(2) アンテナを7〔MHz〕で励振したときは、LC 回路が[B]リアクタンスとして働くので、アンテナエレメントの①と②の間に[C]が入ったことと等価になり、アンテナエレメントの①及び②の部分が半波長ダイポールアンテナとして動作する。
- (1)A: 低く B: 誘導性 C: 延長コイル
- (2)A: 低く B: 容量性 C: 短縮コンデンサ
- (3)A: 高く B: 誘導性 C: 延長コイル
- (4)A: 高く B: 容量性 C: 短縮コンデンサ
正答 (3)
正答は (3)。
【結論】
トラップは、コイル L とコンデンサ C の並列共振回路で、14MHz で共振するように作ってあります。
A 14MHz で励振すると、トラップが並列共振してインピーダンスが非常に高くなります。トラップから先の②の部分は電気的に切り離され、①の部分だけが14MHz の半波長ダイポールとして働きます
B 7MHz は共振周波数より低い周波数です。並列共振回路は、共振周波数より低い周波数ではコイルの方に多く電流が流れ、誘導性リアクタンスとして働きます
C ①と②の間にコイルが入ったのと同じになり、これが延長コイルの働きをします。そのため①+②の長さが7MHz の半波長より短くても、全体が7MHz の半波長ダイポールとして動作します
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したがって「高く・誘導性・延長コイル」の (3) です。
【誤りの選択肢】
(1) (2) 並列共振回路は、共振時にインピーダンスが最大になります。低くなるのは直列共振回路です
(2) (4) 共振周波数より低い周波数で容量性になるのは直列共振回路で、並列共振回路は誘導性です。短縮コンデンサはアンテナの電気的長さを短くするもので、この場合には当たりません
出典:2026年(令和8年)8月期(臨時) 第二級アマチュア無線技士 無線工学 A-14(公益財団法人日本無線協会 公表)出典元ページ
最終更新日
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