二級火薬庫における火薬類の貯蔵に関するAからDまでの記述のうち、適切でないもののみを全て挙げた組合せは、次のうちどれか。…
火薬類の取扱い 第19問
二級火薬庫における火薬類の貯蔵に関するAからDまでの記述のうち、適切でないもののみを全て挙げた組合せは、次のうちどれか。A 火薬類を収納した容器がダンボール箱だったので、火薬庫の換気を良くし、枕木を置いて平積みにした。B 火薬類を収納した容器を、火薬庫内に内壁から10cm離して積んだ。C 火薬類を収納した容器を、搬出入装置を使用しないで火薬庫内に高さ2.2mに積んだ。D 火薬庫に製造後1年以上経過した火薬類が残っていたので、責任者に報告した。
- (1)A,B
- (2)A,C
- (3)B,C
- (4)B,D
- (5)C,D
正答 (3)
正答は (3)。B,C が適切でない記述です。
【適切でないもの】
B 容器は、火薬庫内の内壁から30cm以上離して積む
→ 「10cm」では足りない
C 搬出入装置を使用しない場合は1.8m以下
→ 「2.2m」は高すぎる
【内壁から30cm離すわけ】
壁からの結露を避け、空気を通す
壁にぴたりと付ければ、そこだけ湿気がこもります。火薬類は吸湿すると性能が落ち、固化すれば不発の原因になります。
また、点検のときに四方から見られるようにする意味もあります。壁際に隠れた容器があれば、異常に気づけません。
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【積み上げの高さ】
搬出入装置を使用する場合 → 2m以下
使用しない場合 → 1.8m以下
人の手で積み下ろしするなら、手の届く高さに限られます。高く積みすぎれば、崩れたり、下ろすときに落としたりします。
2.2mは、装置を使う場合の2mすら超えています。
【適切なもの】
A 容器がダンボール箱だったので、換気を良くし、枕木を置いて
平積みにした
D 火薬庫に製造後1年以上経過した火薬類が残っていたので、
責任者に報告した
【Aの枕木】
床から浮かせて、湿気を避ける
直接床に置けば、下から湿気が上がってきます。ダンボール箱は特に湿気を通しやすいので、枕木で浮かせます。
なお、鉄板を敷いてはいけません。火薬庫内には鉄類を持ち込みません。擦れれば火花が出かねないためです。
【Dが適切なわけ】
製造後1年以上経過は、安定度試験の対象になる目安
硝酸エステルを含む火薬・爆薬は、製造後1年以上経過したら6か月ごとに1回以上、安定度試験を行います。
自分で判断せず、責任者に報告して指示を仰ぐのが正しい行動です。古い火薬類は、自然分解が進んでいるおそれがあります。
【火薬類を出庫するとき】
古いものから先に出す
時間がたつほど品質が落ちるので、先に入れたものを先に出すのが原則です。
【火薬庫に置けるもの】
火薬類のみ。工具も資材も置けません。
出典:発破技士 2023年上半期実施分(2023年10月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ
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最終更新日
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