火薬類の取扱いに関するAからDまでの記述のうち、適切でないもののみを全て挙げた組合せは、次のうちどれか。…
火薬類の取扱い 第20問
火薬類の取扱いに関するAからDまでの記述のうち、適切でないもののみを全て挙げた組合せは、次のうちどれか。A 薬包から取り外した雷管は、管体に付着した爆薬により管体が腐食して爆発するおそれがあるので、爆薬を布切れできれいに拭き取った後、早期に使用した。B 発破場所で使い残した火薬類について、増ダイを火工所へ、親ダイを火薬類取扱所へ速やかに返送した。C 長期間保存し、着色剤に濃淡が出た硝安油剤爆薬(アンホ爆薬)を、袋詰めのままかき混ぜて均一になるようにした。D 電気雷管の脚線を伸ばすとき、脚線部分を持たずに管体を握ってゆっくり伸ばした。
- (1)A、B
- (2)A、C
- (3)B、C
- (4)B、D
- (5)C、D
正答 (4)
正答は (4)。B,D が適切でない記述です。
【適切でないもの】
B 増しダイを火薬類取扱所へ、親ダイを火工所へ返送する
→ 記述は逆
D 電気雷管の脚線を伸ばすときは、脚線を持って伸ばす
→ 「管体を握って」は誤り
【Bの返送先】
増しダイ(雷管なし) → 火薬類取扱所へ
親ダイ(雷管あり) → 火工所へ
親ダイは、火工所で雷管を取り付けたものです。作った場所へ戻すのが筋です。雷管が付いている以上、取扱所には置けません。
どこで作ったものかを考えれば、返送先が分かります。
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【Dが危ないわけ】
管体の中には、起爆薬が詰まっている
起爆薬は、摩擦、衝撃、熱にきわめて敏感です。握って力を加えれば、それだけで起爆するおそれがあります。
また、握ったまま脚線を引っぱれば、脚線の付け根に力がかかり、管体の中で断線したり、点火装置を傷めたりします。
持つべきは脚線、触れてはならないのが管体です。
【適切なもの】
A 薬包から取り外した雷管は、爆薬を布切れで拭き取った後、
早期に使用した
C 着色剤に濃淡が出た硝安油剤爆薬を、袋詰めのままかき混ぜて
均一にした
【Aの拭き取り】
管体に爆薬が付いたままだと、管体が腐食する
腐食が進めば、中の起爆薬が湿ったり、管体が破れたりします。拭き取ったうえで、早めに使い切るのが安全です。
【Cの色むら】
硝安油剤爆薬は粒状なので、長期保存で成分が偏る
袋を開けずにかき混ぜれば、粉じんを出さずに均一にできます。開けて混ぜれば、粉が舞い、湿気も吸います。
硝酸アンモニウムは吸湿性が強いので、できるだけ外気に触れさせないのが要点です。
【AとDの対比】
A 雷管の管体を布で拭く → 適切
D 雷管の管体を握って引っぱる → 不適切
同じ管体を扱うのに、一方は適切で一方は不適切です。違いは力を加えるかどうかにあります。そっと拭くのはよく、握って引っぱるのは駄目なのです。
出典:発破技士 2023年下半期実施分(2024年4月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ
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最終更新日
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