火薬類に用いる用語に関するAからEまでの記述のうち、適切なもののみを全てあげた組合せは、(1)~(5)のうちどれか。…

火薬類の知識 第11問

火薬類に用いる用語に関するAからEまでの記述のうち、適切なもののみを全てあげた組合せは、(1)~(5)のうちどれか。A 火薬とは、火薬類のうち推進的爆発の用途に供せられるもので、爆轟反応を利用するものである。B 添装薬は、雷管などの威力増強のため、起爆薬の下部に装填する爆薬である。C 火工品とは、導火線、導爆線、工業雷管、電気雷管といった火薬、爆薬を使用し、ある目的に適するように加工したものである。D 起爆薬は、着火と同時に爆燃する爆薬で、起爆に用いるものをいい、実際に使われているものとしては、DDNP、アジ化鉛などがある。E 火薬類に使用される可燃剤は、酸化剤から酸素を得て容易に燃焼して、ガスの発生量を多くし温度を高める物質で、同時に薬質、仮比重を調整するなど、爆薬の成形に重要な役割を果たすものもある。可燃剤としては、木粉、でんぷん、小麦粉、けい素鉄、アルミニウム粉などがある。

正答 (4)
正答は (4)。B,C,E が適切な記述です。 【適切なもの】 B 添装薬は、雷管などの威力増強のため、起爆薬の下部に   装填する爆薬である C 火工品とは、導火線、導爆線、工業雷管、電気雷管といった   火薬、爆薬を加工したものである E 可燃剤は、酸化剤から酸素を得て容易に燃焼し、ガスの発生量を   多くし温度を高める物質で、木粉、でんぷん、小麦粉、けい素鉄、アルミニウム粉などがある 【適切でないもの】 A 火薬は、爆燃反応を利用するもの → 「爆轟反応」は誤り
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D 起爆薬は、着火と同時に爆轟する爆薬 → 「爆燃」は誤り 【火薬と爆薬の違い】 火薬  推進的爆発の用途に供せられる → 爆燃を利用 爆薬  破壊的爆発の用途に供せられる → 爆轟を利用 弾丸を押し出すには、じわりと燃えてガスを出すほうが都合がよい。一気に爆轟すれば、砲身が壊れてしまいます。 岩を砕くには、衝撃波で一気に壊す爆轟が要ります。 AとDは、この対応を入れ替えた誤りです。 【爆燃と爆轟】 爆燃  熱で伝わる → 伝ぱ速度は音速以下 爆轟  衝撃波で伝わる → 伝ぱ速度は音速以上 【起爆薬が爆轟するわけ】 起爆薬の役目は、爆薬を爆轟させること 自分が爆燃するだけでは、次へ爆轟を伝えられません。わずかな刺激で、いきなり爆轟するのが起爆薬の性質です。DDNPやアジ化鉛が使われます。 【雷管の二層構造】 起爆薬  管の口側。わずかな刺激で爆轟する 添装薬  管の底側(下部)。威力を増強する 起爆薬は敏感だが威力が小さく、添装薬は鈍感だが威力が大きい。二段で受け持つことで、小さな火から大きな爆発へつなげます。 【可燃剤の役目】 酸化剤から酸素を得て燃える ガスの発生量を増やし、温度を高めます。同時に、薬質や仮比重を調整する役目も果たします。 けい素鉄やアルミニウム粉は、燃えるときに高い熱を出します。

出典:発破技士 2025年上半期実施分(2025年10月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ

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