次のような仕様のボイラーに使用される燃料の低発熱量の値に最も近いものは、(1)~(5)のうちどれか。…
ボイラーの構造に関する知識 第2問
次のような仕様のボイラーに使用される燃料の低発熱量の値に最も近いものは、(1)~(5)のうちどれか。蒸発量…………………………… 12t/h発生蒸気の比エンタルピ……… 2700kJ/kg給水温度………………………… 25℃ボイラー効率…………………… 89%燃料消費量……………………… 900kg/h
- (1)34.8MJ/kg
- (2)36.2MJ/kg
- (3)38.9MJ/kg
- (4)40.2MJ/kg
- (5)42.4MJ/kg
正答 (3)
正答は (3)。38.9MJ/kgです。
ボイラー効率は「取り出せた熱 ÷ 持ち込んだ熱」です。この式を低発熱量について解きます。
【取り出せた熱(1時間あたり)】
蒸発量 12t/h = 12,000kg/h
給水の比エンタルピ 4.187 × 25 ≒ 104.7kJ/kg
1kgあたりに与えた熱 2700 − 104.7 = 2595.3kJ/kg
合計 12,000 × 2595.3 = 31,143,600kJ/h
【持ち込んだ熱(1時間あたり)】
燃料消費量 × 低発熱量 = 900 × H
解説の続きをみる続きを閉じる
【効率の式】
0.89 = 31,143,600 ÷ (900 × H)
900 × H = 31,143,600 ÷ 0.89 = 34,992,800
H = 38,881kJ/kg ≒ 38.9MJ/kg
【給水の比エンタルピを引くわけ】
給水はすでに25℃ぶんの熱を持っている
ボイラーが与えたのは、そこから2700kJ/kgまでの差だけです。全部を与えたことにすると、効率が実際より高く出ます。
【桁の見当】
重油の低発熱量はおよそ40MJ/kg
答えが極端に外れたら、どこかで単位を取り違えています。選択肢が34〜42の範囲に並んでいるのは、計算の途中を少しずつずらした値を並べているからです。
出典:一級ボイラー技士 2024年下半期実施分(2025年4月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ
この問題と解説は当サイトの責任で掲載しています。内容について、安全衛生技術試験協会へのお問い合わせはできません。
最終更新日
「ボイラーの構造に関する知識」のほかの問題
- 2023年上半期(2023年10月公表) 第2問次の状況で運転しているボイラーのボイラー効率の値に最も近いものは、(1)~(5)のうちど
- 2023年上半期(2023年10月公表) 第10問ボイラーの自動制御に関し、次のうち適切でないものはどれか。
- 2023年下半期(2024年4月公表) 第8問給水系統装置に関するAからDまでの記述で、適切なもののみを全て挙げた組合せは、次のうちど
- 2024年上半期(2024年10月公表) 第6問空気予熱器に関し、次のうち適切でないものはどれか。
- 2025年上半期(2025年10月公表) 第4問水冷壁に関する記述のうち、適切でないものは次のうちどれか。
- 2025年下半期(2026年4月公表) 第2問次のような仕様のボイラーに使用される燃料の低発熱量の値に最も近いものは、(1)~(5)の
スポンサーリンク

