蒸発量が1日6tの炉筒煙管ボイラーで、ボイラー水の塩化物イオン濃度を450㎎/Lに保持するとき、必要な連続吹出し量の値に…

ボイラーの取扱いに関する知識 第19問

蒸発量が1日6tの炉筒煙管ボイラーで、ボイラー水の塩化物イオン濃度を450㎎/Lに保持するとき、必要な連続吹出し量の値に最も近いものは、次のうちどれか。ただし、給水の塩化物イオン濃度は15㎎/Lとする。なお、Lはリットルである。

正答 (3)
正答は (3)。約8.6kg/hです。 吹出しは、濃くなったボイラー水を捨てて濃度を一定に保つ操作です。入ってくる塩化物イオンの量と、出ていく量が釣り合う点を求めます。 【1時間あたりの蒸発量】 1日6t = 6000㎏ ÷ 24 = 250㎏/h 【釣り合いの式】 吹出し量 = 蒸発量 × 給水の濃度 ÷(ボイラー水の濃度 − 給水の濃度)      = 250 × 15 ÷ (450 − 15)      = 3750 ÷ 435      ≒ 8.6㎏/h 【この式になるわけ】
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蒸発する水は塩化物イオンを連れていかない 蒸気になるのは水だけで、塩類は残ります。持ち込まれた塩類を外へ出す道は、吹出ししかありません。だから「給水が運び込む量」と「吹出しが運び出す量」を等しく置きます。 【分母が差になるわけ】 吹出す水にも、給水と同じだけの塩類は初めから含まれている 差の分だけが、濃縮によって余計に持ち出される量です。 【見当のつけ方】 ボイラー水を給水の30倍の濃さに保つなら、吹出しは蒸発量の約30分の1 450 ÷ 15 = 30、250 ÷ 30 ≒ 8.3。ほぼ同じ値になります。 (4) のような大きな値になったら、時間あたりに直し忘れています (6000 × 15 ÷ 435 ≒ 206.9)。(5) は、分子に給水ではなくボイラー水の濃度を使った形(250 × 450 ÷ 435 ≒ 258.6)です。

出典:一級ボイラー技士 2024年下半期実施分(2025年4月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ

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